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2008年 Archive

みんなでつくろう!「大きなモザイク風はり絵」 を終えて

●活動の記録
■みんなでつくろう!「大きなモザイク風はり絵」

かごしま国際交流フェスティバル

日時:2008年11月30日(日) 10:00~16:00

場所:かごしま県民交流センター

体験型のプログラムなどを通して、世界の様々な文化の存在で感じ、国際交流や国際協力についての知識・理解を深めてもらうとともに、県内の国際交流団体、在住外国人および県民との交流の場を提供することを目的とした、「かごしま国際交流フェスティバル」が開催されました。

PandAは、モザイク画作家 蓮子淳一さんの指導のもと、横6m、縦3mの「大きなモザイク風はり絵」を参加者が一緒になって制作するワークショップを行いました。小さなお子さんから年配の方まで、多くの方が楽しそうに参加され、すばらしい作品ができました。

モザイク画作家 蓮子淳一さん

はり絵の制作に取り組む皆さん

(C) 2005. NPO PandA All right reserved.

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プロジェクトがおわって

●「触れるArtsProject2008」が終わって

 「触れるArtsProject2008」にご来場いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
10日間の会期中、6日も雨という天気にも関わらず、1,800人を超えるみなさまにご来場いただき「触れる(触れ合う)」 というテーマでさまざまな試みを楽しんでいただきました。
「温かい優しい展覧会ですね」というお客様の言葉が忘れられないです。
会期終了日、鹿児島に向かう帰り道、なんだか寂しく感じた私。初めての感覚です。それほどに私の心にほっこり残ったものはなんだったのか。

いつもよりリアルな自然を感じながら、作家や地元の方・お客様・ボランティアスタッフと衣・食・住を共にし、アートを介して多くの人と触れ合う日々を過ごす中で、アートとは何か、作家も含めみんながアートに求めるものは何なのか、役割は、意味は・・・改めて、多くの事、大事な事を感じることをできました。
アートとは、特別な人が創り出す特別なものだけをいうのではなくて、日々、「生きる」姿そのものが、まさにそれぞれにおける表現であり、アートなんだと思いました。朝日とともに目を覚まし、変わらぬ毎日の仕事に精を出し、日暮れとともに今日一日に感謝する、そんなひとりひとりの「暮らし」「生き様」が、なんと美しく、すごいのだろうと、地元の人たちの作った料理や森の学校で過ごした自然の中の静かな生活の中で思いました。
まさに「生きること」自体が表現なんだと。自分らしい表現、つまり自分らしい生き方を求めながら生きる、その日々がすでに自分らしい表現なのだと。

こんな素晴らしい経験ができたのも、本当にたくさんの方々のご協力があったからこそと心から感謝しています。みなさまのその温かい思いを集めた芸術祭、それ自体もまた大きなアートだったと思っています。ありがとうございました。
いつもあなたのそばに芸術を・・・。
 

                                             特定非営利活動法人 文化芸術支援NPO PandA
                                                  理事長 早川 由美子

 

出品されるすべての芸術作品に手で触れて鑑賞できる「触れる作品展」事業を、巡回展まで含めて通算4回開催してみて、来場者が「触れる」という行動によって、みるみるうちに能動的に変化し、創造力を刺激されていることが手に取るようにわかるシーンをこれまで数多く見てきました。生き生きとしたその表情をもっと継続させるもの、参加型よりもっと多面的な何かをやれたら、本当の意味での「アートに触れる」ことを無意識のうちに感じていただけるのではないかと考えました。
  より多くの人との関わりとアイデアによって、「触れる作品展」事業は大きく変わろうとしています。規模が拡大するといったことではなく、これらのアート体験を通して、目の前のコトやモノを受け取るだけだった自分たちにも、自分の望む形にどんどん変えていくことができることを感じたり、新たな人やシステムとの出会いによって関係や価値観が変わり、作品やアート、ひいてはあらゆる物事に対する感じ方、感動の変化を無意識のうちに体験することなど、アートが導き得る本来のあり方を実現する場として作っていこうと考えたのが、この「触れる」ArtsProject2008です。
  人間は本来、誰もが創造者です。人が生きているということは、その人にとって毎日新たな経験を創りだし、その積み重ねをしているということです。人生における様々な経験の蓄積が人生の質を決め、振り返って「よく生きた」と納得できるものとなります。
  文化芸術活動は人生の質を価値あるものにする大きな要素です。生存のために人間が最低限必要なものを得た、その次にすることは各人の文化を創りだすことです。おのおのが持っている、感性、知性を働かせ、独自の経験を積んでいくこと。そこに、人間本来の創造の喜びと価値があり必然的に文化芸術活動が生まれてきます。
  作品に、作家に、そして「アート」に触れて、多くの人たちとのかかわりの中で、みなさまそれぞれの心に、豊かで温かく生き生きとした何かが少しでも芽生えていたとしたら、この上なくうれしいです。
  これからも、PandAは、みなさまのそれぞれの毎日を楽しく積み重ねていくことをお手伝いしていきます。


▼総合的なデザインとオリジナルTシャツデザイン  
デザインについて
  大寺聡

「手」と「目」が合わさったキャラクター達を、2007年の「触れる造形展」のときに考案しました。
今回は「森の芸術祭」でしたが、やはり同じ世界の住人を想定してデザインしました。イベント自体のイメージをコロコロと変えたくなかったからです。場所は変わってもPANDAさんの趣旨がブレている訳ではないですから。
Tシャツを注意深く見ると「森」という漢字がそのままキャラクターになっている事が解ると思います。静かな森が、アートと触れ合うことで躍動していく・・・そんなイメージで描いてみました。

大寺聡オフィシャルサイト (別ウィンドウが開きます)  
 ※ PandA発行の「天地の拍子vol.8」に大寺聡さんのインタヴュー記事を掲載しています。
 


▼感想をお寄せいただきました
触れるArtsProject2008の各企画に参加していただいた方々にご感想をお寄せいただきました。

▽音楽ワークショップから  

 

感動のひとときをありがとう

南九州私立大丸小学校校長 有馬修吾

 

 平成20年11月17日(月)。中村かし子先生による歌唱指導と名山小との合同合唱が行われました。
 当初、早川由美子さんから、この話をいただいたとき、ありがたいけど正直な気持ちは、受けるかどうかだいぶ迷いました。 でも、めったにない貴重な機会であり、とにかく子どもたちのためになるという一念で、お受けすることにしました。 結果的にはこのイベントをやってみて、本当によかったと思っています。
 本物のオペラ歌手の歌声など聞いたことのない子どもたちにとって、生の声はまさに感動的でした。 もちろん、わたしたち職員も。人間ってこんなに大きな声が出るのか、こんなにきれいな声が出るのかと驚きました。 中村先生の歌と表情による豊かな表現力に魅了されました。
 その後、大丸小学校全員でウェルカムソングとして、「怪獣のバラード」を歌いました。 子どもたちは精一杯、心をこめて歌いました。名山小の5年生の皆さん、そして、聞いている私たち、お客さん方すべての人々が感動しました。 進行役の早川さんも感動のあまり進行はそっちのけで、声を詰まらせていました。子どもたちの力って偉大なものです。
 さらに、中村かし子先生による「怪獣のバラード」の指導。詩を大事にした指導法、 イメージさせるために身振り手振りをしながらの大熱演、会場は一気に盛り上がりました。 子どもたちにイメージが十分伝わり、実に楽しそうに歌っていました。名山小の子どもたちも、 思い切り声を出して楽しそうに歌っていました。声もぜんぜん違ってきました。プロの技ってすごいと思いました。
 そして最後に、名山小との大合唱、「勇気100%」と「世界が一つになるまで」。 元気のある歌と静かな感じの歌。ここでも、詩を大事にしながら、情景をイメージさせながら歌う指導で、 子どもたちの歌声がみるみるうちに変わっていきました。
 この活動を通して、やはり一流のものに触れること、一流の人に指導してもらうことのすばらしさを感じました。 一流の人の底力にはかなわないと思いました。また、名山小との触れ合いも、 小規模校のわたしたちの学校の子どもたちにとって、貴重な体験になりました。 子どもたちは、すぐに打ち解けて仲良くなれます。すぐに友達をつくってしまう子どもって、やっぱりすごいと思います。
 この上ない体験をさせてくださった中村かし子先生、名山小の5年生の皆さん、 そして、このイベントを企画し、進めてくださった早川由美子さん、本当にありがとうございました。


どうもこんにちは、お元気ですか。
この前の宿泊学習でお世話になりました。内田七海です。
最初の印しょうは、とてもやさしそうな人だなと思いました。やっぱり思った通り、やさしい人でした。
作品しょうかいは、地図ももらい、とても分かりやすく説明していただき、ありがとうございました。作品もとてもすばらしかったです。
温せんは、とても気持ち良かったです。夜、ねる時もいっしょにねてくれて、けっこうよくねむれました。
とても楽しかったです。また川辺に行かせていただきます。
やさしくしていただき、ありがとうございました。

名山小学校 五年二組 内田七海


NPOパンダの人々へ

 先日の宿泊学習の時は、ありがとうございました。
 ぼくは、最初にかわなべ森の学校にはいったときに「校庭にあるのは、なんだろう」と思ってみたら、あとからアートだとしって「アートか」と思いました。しかも、あとから近くに行ってみて見たら、おもしろい形をしてました。そしたら、男の人がいて、次の作品をみてみたら、その人が作ってることをしりました。ぼくは、「作った人と話ができるのは、いいなぁ」と思いました。
 ぼくは、このさいてんを見て、初めて「アートっておもしろいなぁ」と思いました。
 ぼくは、本当にこのさいてんを見て、知ってよかったです。本当にありがとうございました。なにかのきかいでお目にかかったら、また、よろしくおねがいします。

名山小学校 永峯歩夢


早川さんへ

早川さん、お元気ですか。
先日、お世話になった名山小学校の時政征一郎です。
大丸小でのオペラ歌手とのこう流のときや、かわなべ森の学校でいろいろな体験をほんとうにありがとうございます。
大丸小で歌を歌った時に、とても感動していましたね。
三ぱく四かの中で、早川さんに、すごくお世話になったと思います。

名山小学校 五年 時政征一郎


こんにちは、お元気ですか。
この間は、かわなべ森の学校で作品の説明をしていただき、ありがとうございました。
そのおかげでいろんな作品に興味がわきました。
本当にありがとうございました。

平成20年12月1日
名山小学校 五年二組 松下航大

   
▽「触れる造形展2008」から
●アンケートの中で、『美術作品に「触れて」みていかがでしたか?』という質問に対する回答の一部を掲載
美術作品と言えば「触れないで下さい」というのが一般的な中、絵画作品にまで触れられるというのはかってない感動がありました。木原さんの作品の筆づかいを指でなぞってみたりして、作家の制作過程を追体験することができてよかったです。
普段は、「作品にさわらない」ことが多いのですが、実際に触れることができて、作品の持つ雰囲気をさらに感じることができました。小さい子どもと一緒だったのですが、作品をさわったり、作品の周りを走ったりして、楽しんでいたようです。
触れた感覚で、重量感がわかるのにびっくりしました。見た目と手触りとで、質感が違うって面白いと思いました。
今回の造形展は自然の中で生かされているような感覚になって、とても気持ちよかったです。「触れて」みて、質感や。作者の遊び心を感じることができ、おもしろかった。また、子供のときの感覚を思い出す時間が何度もありました。とても貴重な時間です。
触れてみることで、いろいろな素材で作られていることが確かめられておもしろいでした。
目で見た作品と、触れた作品とでは同じものでも新しい発見や感じるものがあり、より楽しめました。作者の方々の思い等、触れることでより身近に感じることができる気がします。
見るだけよりも、作品をより身近に感じられました。見た目と触れた感じとではギャップがあり、興味深かったです。素材のエネルギーが伝わってきたような気がします。
とても面白かった。いつも興味を引かれるものには触って確かめたい(感じたい)と思うけれど叶わないことが多いので嬉しいです。
普段、触れることがないので戸惑いました。
ゆったりとした場所でのんびり拝見させていただきました。若い人の発想の良さに感動しました。
観覧中、”触れる”ことに戸惑いを感じることがありました。それだけ、作品に触れることが珍しいことなんだと思います。見た目と触れた時ではギャップがあっておもしろかったです。
触れてみないと、わからない”質”とかわかっておもしろかったです。
見た目は同じように見えるものが、触れてみると違いがわかってすごいと思いました。それぞれの作者の方の個性が出ていたと思います。
キャンバス、素材の質感がわかって良かった。
見た目と素材の違いが印象的
感動した。(見た目より、軽かったり重かったり)
クイリング材で表現されているのが立体的でカラフルで美しかった。
いつもガラス越しにしか観賞できない作品が、手に触れられて、作品への愛着がMAXでした!素晴しい
あまりこういう機会は少ないのですが、楽しく見学させていただきました。
日頃、触れることができないArtに触れられて素敵な時間を過ごしました。
はじめてでしたが、幸せ気分いっぱいになりました。せわしい毎日の中で久しぶりのまったりゆったりした時を過ごせました。
なかなか触れられるということがないだけに、とても楽しくみせていただきました。
質感と温度が新鮮
日常を忘れ癒されました。
絵にも触っていいのは、びっくりした。
感動を覚え、イメージが膨らみました。
自然の中に囲まれた中での作品が生き生きして見えました。
とても作品が素敵でした。自然に溶け込んだ作品が良かったです。
初めての体験でおもしろかった。
たくさんあってビックリした。”すごいな”と感じました。
触れる美術品は珍しくて、面白かった。
 
▼メッセージボード
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前回の「触れる造形展2007」から託された思いは、かわなべ森の学校の会場でみなさんに届けられました。
「触れる造形展2008」にて感動された来場者のみなさまからも次回への熱いメッセージが綴られました。
 
▼世間の声から
西日本新聞 2008年11月18日掲載
 
南日本新聞 2008年11月23日掲載
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「かわなべ森の芸術祭便りvol.22 すっかりドイツの森」

2008年11月22日(土)

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もうホントに寒かった・・・ガタガタと震えて止まらなかった。そこまで、すっかりドイツの森になってしまったのかと思うほどだった。

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ヘンゼルとグレーテルのお話しの中の時間に合わせて夕方開幕させるなど、自然の演出を最大限に活かそうと進めた今回の野外オペラ。11月なのに真冬のような寒さ。昼間の天気がよかったため、放射冷却が起こったことも一因。

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しかし、そんな中、途中退席をする人もほとんどなく、趣向をこらしたオペラ歌劇「ヘンゼルとグレーテル」は感動のクライマックスで幕となった。
素晴らしい舞台だった。歌、動きともに、あの寒さの中、これ以上はないといえるほどの出来映えだった。
大きな拍手がいつまでも鳴りやまなかった。

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とっぷりと日の暮れた森の中を、舞台照明の明かりを頼りに帰路に着くお客様。
少し青みの残る夜空に月が浮かぶ。
クスの木もいつもちょっと違って見える。
ここは本当にドイツの黒い森に変わってしまったのではないだろうか。

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「かわなべ森の芸術祭便りvol.21 ジャジーな夜」

2008年11月21日(金)

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]う~ん、いい音楽でした、いい夜でした。

そして、これから、この木造校舎の講堂に、パリャーソwithフレンズ</a>のみなさんも一緒に雑魚寝です。
なんだかスゴイ。。
去年の小沢健二さんの上映会</a>の時も、学校に小沢さんが泊まってるって思ったら、なんだか不思議な気がしたけど、
かわなべ森の学校は、何でも誰でも呑み込んでみんな一緒に幸せにしてくれるスゴイ所です。

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パリャーソwithフレンズin南九州2008「ジャズマン・ゴー」 の2日目。
「触れるArtsProject2008」の参加企画としてお願いした今回。なんてゴージャス。

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パリャーソwithフレンズin南九州に関わるのは、実は2回目。
>2007の桜島でのコンサートの時に初めてみなさんにお会いした。
今回はその縁もあっての実現。何かとご縁があるのかもしれない。

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桜島の時とはまた全然違うパリャーソwithフレンズの世界を聴いた。
古い木造校舎の講堂は、音響がいいとメンバーの人。
しんしんと冷える講堂にストーブだけでは全然温かくないはずなのに、心は温かかった。
また、今回も救われた。

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ジャジーな夜は、木造校舎に吸い込まれていつまでもゆらゆらと漂っているようだった。

※詳しくは、PandAホームページで

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美術・音楽ワークショップ

●「触れるArtsProject2008」美術・音楽ワークショップ
■音楽ワークショップ ※ワークショップの詳しい内容はコチラ
中村かし子氏による歌唱指導と合同合唱
2008年11月17日(月) 会場:南九州市立大丸小学校

鹿児島市立名山小学校の5年生全員と南九州市の大丸小学校の児童全員、高田小学校のみなさんが参加してくださいました。事前に選んだ同一曲をそれぞれ練習してきてくれています。会場にて、いよいよ披露です。中村先生のユーモアと熱意あふれる指導で、同じ曲なのにどんどん変化。みんなもどんどん楽しくなって、自然に体が動き出します。そして、最後に合同合唱。割れんばかりに会場全体を素晴らしい歌声が包み、感動のフィナーレとなりました。

 

※参加した鹿児島市立名山小学校の子どもたちや南九州市立大丸小学校の有馬校長先生から感想をお寄せいただきました。詳しくは、プロジェクトが終わってのページをご覧ください。

■出展作家、若手芸術家によるワークショップ ※ワークショップの詳しい内容はコチラ
木工、鋳金、陶芸、モザイククラフト、フェルト細工、切り紙細工等のワークショップが開かれました。
一人一人に懇切丁寧な指導が行われ、受講者も真剣に取り組んでいました。
子供たちも参加できるワークショップもたくさん。驚くほどの集中力で、素晴らしい作品が完成。大事そうにうれしそうに持って帰る姿が印象的でした。
■鋳金ワークショップ    
■木工ワークショップ    
■モザイク画ワークショップ    
■陶芸ワークショップ    
■ペーパークイリングワークショップ    
■フェルト・ビーズワークショップ    

※※※

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「かわなべ森の芸術祭便りvol.20 毎日が感動!」

3日連続、今日も感動の1日だった。

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子ども交流プロジェクトで、鹿児島市立名山小学校の5年生全員が川辺にやってきた今回。初日は、この「かわなべ森の学校」に宿泊するとともに、いつもちょっと違ったさまざまなアート体験をすることになっているのだ。

地域の見学をひととおり終わった子ども達は、南九州市立大丸小学校へ、そのままバスで移動。
大丸小学校の1年生から6年生までの全員との変わった交流を体験しに来たのだ。

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]ドイツで長く活躍されたオペラ歌手の中村かし子さんの素晴らしい指導のもと、言葉ではない、歌と心の交流が始まった。

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私は音楽は専門ではないけれど、今回の企画概要は、すべて私の方で決めさせていただいた。
アートを通した交流、言葉じゃなくても心を通わせ多くの人たちと仲良くできるんだということをきっと実感してもらえるはずと、根拠はないけど信じていた。

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とはいっても、音楽の企画なんてやったことないし、うまくいくかどうか、本当にずっとずっと不安だった。始まっても不安だった。

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しかし、不安は、すぐに感動の涙に変わって、進行もできないほどになってしまった。
何回もの打合せを行いながら、私の思いを真から理解してくださった中村さんは、私の思っていた以上の素晴らしい企画へと盛り上げてくださり、子ども達のキラキラとした感性とまっすぐな心があふれんばかりに会場に広がっていた。

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根拠のない自信は確信へと変わった。
思いが形になった。

ここに居合わせた人みんなが幸せになったこの瞬間。
協力してくださった本当に多くの方々に心からお礼を申し上げたい。

感動をありがとう!

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文化ボランティアの活躍と成果

●文化ボランティアの活躍と成果
「触れる造形展2008」では、PandA独自の研修を受けた文化ボランティアのみなさんに活躍していただきました。
出展作家のみなさまに趣旨にご賛同いただき、すべての作品に触れることができるとはいえ、それはこの展覧会だけの特別なこと。そのことを身をもってお伝えしていただいたのが文化ボランティアのみなさんです。

出展作品の保護と鑑賞者の安全確保を第一の目的とした、1ヶ月以上にわたる養成研修に続き、会場のさまざまな準備や作品の搬入、搬出、会場でのサポートなど、 何もかも初めてでとまどいもある中、一緒に展覧会を作っていく、深く関わっていくという、 「アート」のひとつの楽しみ方を体験をしていただきました。

私自身、常に前向きで積極的なみなさんに大いに励まされ、最後まで無事乗り越えられただけでなく、 多くの素晴らしい思い出ができました。

文化ボランティアのみなさん、本当にごくろうさまでした。
そして、ありがとうございました。


                    2008年11月24日  かわなべ森の学校にて
                                 早川由美子
●PandAの文化ボランティア事業

研修とその成果を試す場としての展覧会を合わせたこのスタイルは、参加者にとっては、ハラハラドキドキ大変な面もありますが、より大きな達成感が得られるのも大きな魅力のひとつです。

研修では、「作品を守れるのはみなさんだけです」と、「触れる」ことによるハイリスクと任務の重要性を説き、そして、そのリスクの回避方法や楽しみ方を学んでいきます。大変だからこそ楽しんで!という進め方でモチベーションが自然に上がっていき、展覧会では初めて会う人に声をかけられるようになり、「ありがとう」と喜ばれたお客様の笑顔を見ると、この上ない感動と充実感で心がいっぱいになります。これが達成感として表れてくるのです。

これまでに、100人以上の方が経験されています。その経験者が一様に感じているのが、「ボランティア」の本当の意味のように思います。もともと「ボランティア」文化というものの素地がない日本では、「ボランティア」を「人のためにすること」と捉えがちですが、ここで経験された方々の多くは、「ボランティア」は「自分のためである」と気づかれるようです。

もちろん、行為そのものは誰かのためであるのですが、それ以上に自分も多くのことを得ていることを実感できるからだと思います。そして、それを自分のライフスタイルの中のどこかで生かすことができることを想像できるからだと思います。

そう思えたら、それはもうしっかり自分のものです。円滑な対人関係の築き方やさまざまな場面でのちょっとしたおもてなしの心など、きっとみなさん自然にできているのではないでしょうか。

ほんのちょっとしたことだけど、もっとこう言えばよかったなとか、なんであの時手を差し伸べることができなかったのだろうとか、ずっと心の奥に寂しさが残ってしまうような出会いややりとりを繰り返すうちに本当に心が固くなってしまうことってあると思うんです。

それを一歩踏み出せるようになるのがこのPandAの文化ボランティア事業なのです。一歩踏み出すこと、それは立派な「表現」です。自分らしい表現。日常の中でアートを楽しむことは、そういったことの積み重ねの延長にあると思っています。作品を創り出すことやその作品だけがアートではなくて、自分の有り様や人との関わり方の中で自分を表現すること、そのことがアートであり、特別な人たちが作り出す作品をアートとして楽しむ心もそういった中で生まれてくるのだと思っています。

研修の中でも必ず出てくる「鑑賞者開発」。言葉は堅いですが、要は芸術界が成り立つには芸術を楽しむ人がいないとだめですよということ。「"生きる"ことを楽しむことが芸術を楽しむということ」と、この研修を受けたみなさんはきっと自分自身で気づいたと思うのですが、みなさん、いかがですか?

 

●文化ボランティアのみなさんの活躍の様子
ボランティアスタッフは、同じ芸術祭オリジナルTシャツを身につけ、それぞれの役目を背負って走り回りました。
     

▼参加されたボランティアの皆さんの感想より

触れるアートプロジェクト2008に参加して

 今までに、開催中のアートイベントのボランティアに参加経験はありましたが、今回、触れるアートプロジェクト2008に文化ボランティア研修からの参加は初めてでした。
初めは、難しい研修なのかな、他の参加者と仲良くなれるかな・・・と不安もありましたが、研修に参加して、そんな不安も吹っ飛びました。
研修は楽しいトークの中で行われ、詳しい説明や資料、実習もあり、大変分かりやすかったです。そして、参加者も未経験の方から数回経験のある方まで様々で、気軽に話しかけても
らったり、分からない事等も丁寧に教えてもらえたりと、楽しく参加させてもらいました。
皆で話し合い、準備・・・協力しながら作り上げていくイベントはワクワクし、おもしろいものでした。
会期中は、参加できるだけ参加させてもらいました。来場者の方を案内し、説明するのは緊張しましたが、興味深そうに作品に見入られたり、恐る恐る作品に触れられたりしている皆さんの反応も新鮮で、いつの間にか私自身も一緒に楽しみながら作品鑑賞をしていました。
「ありがとう。」、「楽しかったです。」、「アートっていろいろあって面白いんですね。」と、様々な感想やお礼のお言葉をいただき、嬉しく、心温まりました。
逆に、来場者の方から、違う作品の見方や感想等も伺う事ができ、「なるほど!」と気付かされる事も多く、新鮮な気持ちになりました。
アートは、人と人とを結んでくれる。
研修や準備、作家さんのレクチャー等を通して、作家さんと鑑賞者とを繋ぐパイプ役としての文化ボランティアの存在は大切だと感じました。
このイベントに関わった皆様に感謝し、また、そのような活動に参加できたらいいなと思います。

(20代女性)
 

 

触れるArts Project2008に参加して

これまでの展覧会は、会期が終わった満足と安堵感でほっとしたものである。しかし、今度の造形展は違った。今日で終わるんだなというなんとも言いがたい寂しさに包まれた。この寂しさは運営に関わった参加者に共通するものであったようである。
今回の造形展は、これまでとは違った環境で開催されたからである。設備の整ったこれまでの展覧会会場と違い、炊き出しを行い同じ昼食を食べ、時には、泊り込んでイベントを支えた。しかも人の心を和ませる人里を離れた森に囲まれた小学校跡地で開催されたからである。
11月にしてはめずらしく雨の多い展覧会であったが、雨によって作品が回りの自然に溶け込んだだけでなく参加者も森の自然と木造校舎に一体化したようである。
気苦労の多いイベントであったが、何年か先に、この場所で、同じメンバーでもう一度開催できたらいいなと思うイベントであった。

(60代男性)
 

 

触れる造形展に参加して

前日までの大雨も上がり、良く晴れた日曜日
森の風が心地良い休日。
「かわなべ森の芸術祭」が始まりました。

お客様をお迎えする準備万端とはまだいかないオープニング間もない時
盲導犬を連れた、視覚にハンディキャップのある
アイメイト協会の方々が来場されました。

まだ健常者の方々のご案内もしていないアートボランティアの私たち。
いきなりハードルの高い場面に遭遇です。

もうここはやるっきゃない!

視覚障害のお客様と従順な盲導犬達の中へ突入です。

もちろん事前に障害を持たれたお客様のご案内の研修もしましたが、いざ実際の場面に遭遇すると、
とまどいます。

ですから、既に慣れた方々のご案内を見よう見まねで徐々に慣れていくしかありません。

最も、お一人づつ付き添いの方がいらっしゃるので、私たちの仕事は、事故のないように順路をご案内し
実際にアートに触れていただく事です。

今回のお客様は、東京の方々。

実際にアート作品を手で触って鑑賞できる展覧会は
たくさんのものが手に届くであろう東京でもあまりないのでしょうか・・
熱心に手で確かめ、私たちのつたない説明を頼りに想像力をふくらませていかれます。

たまたま私がご案内したIさんとおっしゃるお客様は、とても芸術に興味を持たれていて
お手洗いに行くヒマさえ惜しんで鑑賞されていかれました。

一つ一つじっくりと、私のつたない説明を聞きながら
頭の中でイメージを膨らませていかれます。
そして、作者の意図を汲み取ろうとさえなさっている様にお見受けしました。

中でも興味をもたれた作品は、山口あき子さんの作品。

その作品は、見る人感じる人によって、植物の種にも、人の臓器にも
また、化石のようにも見えます。

ボランティア講座の事前レクチャーでご本人から聞いたお話をお伝えしました。

「何かの形をイメージして作ったものは何もないの、
心と体の赴くままに、浮かんだイメージを作品にしたもの。
それは、おそらく奥底にある太古の記憶のようなものだと思う。

だから、見る人によって何に見えてもOK。
見えたものは、その人の遠い記憶が甦っているんではないかと思います。」

階段の踊り場に飾られた一つの白い箱
その中には、宝物のように白い絵本が入っています。
その絵本を大切に取り出し、Iさんの両手にそっと乗せてさしあげました。

1ページ、1ページ、触って絵の感触を確かめていかれます。
私はそこに書かれた文章を読んで差し上げます。

絵本の最後の締めくくりは「ありがとう」
作者の山口さんに、深い何かを感じられたようでした。

お客様のお時間の関係で全ての作品をご覧になる事ができませんでしたが
ご案内した作品は時を惜しむかのように、全てゆっくりと・・・じっくりと・・・
鑑賞されていかれました。

実際に目に見えている私たちより、手で触って感じるイメージの世界は
より深く豊かであることは間違いありません。

その姿に、案内している私自身の心が震え、
涙がこぼれそうになるのをこらえるのが必死でした。

こうして、私のアートボランティアデビューは
計らずとも、たぶん一生忘れないであろう感動の幕開けを果たしました。

Iさん「あなたのお名前はなんておっしゃるのですか?」

私「Kと申します、ごめんなさい、最初に名乗らなくて。。」

Iさん「いえいえ、私はIと申します。
     失礼ながら、あなたのお話を全て録音させていただきました。
      アイメイトの会報で使わせていただいてよろしいですか?」

私「私のつたない説明でよろしければどうぞお使いください。」

Iさん「Kさん、今日は、あなたのおかげでとても楽しかったです。
    どうもありがとう」

私「とんでもない!不慣れなご案内で申し訳ありませんでした。」

そうして、Iさんは集合場所のほうに向かわれました。

その背中に向かって叫びます。

「Iさん!どうぞお元気で!」

Iさんご夫婦は、振り返って私に深々と一つおじぎをされ
ゆっくりと歩いていかれました。

ケロコ
 

 

森の学校、そして出会い

 「文化ボランティア養成講座に参加されませんか?」
という呼びかけから出会いは始まりました。
 ボランティア活動にほとんど参加したことのない私は興味と不安を抱えながら参加しました。養成講座やフラップ作りという共同作業で出会った仲間は皆さん素敵な方ばかりでした。不安はいつしか消え人と人の繋がりに喜び興奮の日々となりました。
 そしていよいよ森の学校です。
 一歩足を踏み入れた瞬間に思ったことはここは小さい頃に出逢った場所だという思いです。懐かしい木造校舎、大きな楠の木が迎え入れてくれる校庭・・・それは私が通っていた古びた小学校と同じ風景でした。
 出会いはまだまだ続きました。
 盲導犬とご一緒にこられた方々、出展された作家さん、そして作品との出会いです。作品の表現の元は過去であったり現在であったり、そして未来であったりと芸術の域の広さを知ることができました。

森の学校にリコーダーの音色が響き渡り、真っ暗闇にジャズが流れオペラの歌声もこだまし深々と冷える夜の校庭、夜空の星もまたアートです。

ボランティアとしては充分なお仕事は出来なかったような気がしますがとても素晴らしい経験をさせていただきました。
人と人の出会いそして係わり合いは楽しいと思えた私の世界は広がりました。一歩飛び込む勇気もとても大切なことですね。

森の学校寒かったですね。でも、私の心は温かくそして笑顔でいられました。ありがとうございました。

(50代女性)
 

 

2度目の文化ボランティア

何も解らずに参加した、1年目の文化ボランティア研修と「触れる造形展」のお手伝い。
今回、2度目のボランティア研修の呼びかけを聞いた時、躊躇せずに参加を決めました。

前回の研修と共通の事項もありましたが、入本さんのコミュニケーションに関する全
身を使った研修は、とても新鮮でした。そして、その他の研修も新たに学ぶことも多
々あり、本来「芸術」とは全く縁のない私でも、これまでとは違った世界を知ること
ができたという点でも、素晴らしいものでした。

研修を踏まえての本番の文化ボランティアとしての役割は、あまり果たせなかったの
が、心苦しかったです。
でも、展覧会の前のさまざまな準備作業、小雨の振る中、フラッグを道路に次々と立
てる作業。開催期間中、森の学校に向かう道路に旗がヒラヒラと目印として立ってい
るのをみて、なんとなく心が熱くなってしまいました。
普段なら決して言葉を交わすことのない作家の方々に、直接作品にまつわるお話や製
作意図などを聞くことのできる文化ボランティアは、ある意味とても贅沢な仕事です。
こういう貴重な経験は、多くの方々にも知って欲しいものです。

芸術は難しいことではなく、自分の心で素直に感じることが第一なのだと改めて感じ
ました。

このような貴重な機会を与えていただけて、ありがとうございました。

(40代女性)
 

 

文化ボランティア養成研修&触れるArtsProject2008感想

ボランティアが「無償奉仕」や「単なる献身」「聖なる自己犠牲」の
時代は、早く終わらせないと…と思っていた時に、文化ボランティア
研修と出会うことができたのは、自分にも非常にためになったと思う。

文化だったり、芸術だったり、環境問題だったり、文学歴史だったり…
そういうものと自分がどうかかわっていけばいいのか?と思っている人、
ボランティアという世界で、自分も何か貢献したいという想いが募っても、
何をしたらいいのかわからない人。
そういう潜在的なプロスペクトのために、「学ぶ→トライ→実践」の
有用なフローと、マネジメントというしっかりした理論を提示して
くれたたのが、この研修だと感じた。

そこには、人が人と、自然と、芸術と、どんな優しさを持って
接すれば互いに愛を感じるか、というテーマがあったように思う。

そして、「触れる…」はそれを試みる最良のイベントと環境だったように
思う。誰もがきっと、心のどこかに成長を感じたはずだ。

北島氏が「森の学校」で活動を始めた頃から、何度も足を運んできた。
PandAが運営管理に携わったのは、こういったすばらしい取り組みを
実施するための「必然」だったのかもしれない。

素敵な体験を与えてくださった早川理事長ほか多くの関係者に
感謝の意を伝えたい。

久保 聡史
 

 

初めて「触れる芸術祭」に参加

今回、初めて「触れる芸術祭」に参加させていただきました。

とても、楽しかったです!(そして、寒かった…。)

ボランティアってどういうことをするのだろう?と少しの不安と大きな期待を抱いて研修に参加しました。 コミュニケーションをとるためにいろんな遊び?をしてはしゃいだ研修。 何も考えず、ただ普通に歩いていることがすごいことなのだと気づかされたこと。 アイマスクをして歩いた時は、本当に怖かったです。研修で、いろいろ教わったのですが、 いざ実践!と案内をした時は、もうあたふたしっぱなしでした。 ちゃんと伝わったかとても心配でした。

いつも見ているだけの展覧会でしたが、開催するほうのお手伝いができて、とても新鮮で、 貴重な体験をさせてもらいました。直接、作家さんから説明を聞いたり、 作家さん自身の人柄も知ることができて、より作品への思いを感じることができました。 このボランティアに参加しなければ、体験できなかったし、たくさんの方と出会うこともできませんでした。

作品には作る人の思いがたくさん込められています。それを感じ、受け取る側にも、 いろんな感じ方がありました。それぞれの反応を直接聞くことができてとても楽しかったです。

「触れる」ことでアートは何倍も楽しむことができる!

アートの可能性というのはとても大きいのだなと思いました。

もっともっとこのような楽しめる場が増えていって欲しいと思います。

ブン太より(30代女性)
 

 

アートはユビキタス

ユビキタスという言葉が好きである。
ユビキタスというと、IT用語のようだけれど、ユビキタスを紐解けば、もともとはラテン語の宗教用語で「神はあまねく存在する」という意味の言葉だそうだ。どこにでもあたりまえのようにある状態で、それが何であるかを意識させず、何時でも何処でも誰でもが恩恵を受けることができる、という意味らしい。

文化ボランティア養成研修を受けると、まさにアートこそユビキタスだと思うのだ。アートは意識するとしないに関係なく、改めて情報と銘打つこともなく、私たちの周りに存在する。
夜中の暗い部屋にはオペラのアリアに感涙し、夏の強い日差しの浜辺ではサンドアートが波打ち際に消える。街角にはもちろんのこと、自然の中にもアートは溢れている。美しい花は写真となり、猛る火山の姿は名画であり、川原の石は水が洗った彫刻であり、山里に落ちる木の実はインスタレーションだ。
いつ何処だけではなく、アートはどんな人にでもあまねく恩恵を注ぐ。

でも、そんなユビキタスなアートに、触れたいのに何かの不都合で触れられない人がいるとしたら…
文化ボランティア養成研修に参加するまで、考えたこともなかったことであった。
もし、ユビキタスの恩恵を受けられない人が隣人にいたら手を差し伸べる。そんな簡単なことに、これまで全く気がつかなかったのだ。差し伸べる手を持つこと、私にとって、それが文化ボランティア養成研修だった。アート理論やアートマネジメントだけでなく、実際に具体的にどう手を差し伸べるか、非常に親切に教わり、私はいま、新たに差し伸べる手を持つことができた。

それは、展覧会や美術展だけでなく、何処にでもある日常のアートの中にでも活用できた。
目が不自由な方、四肢が不自由な方、どんな方にでも差し伸べる手を持つことができたのが、私にとっての文化ボランティア養成研修の大きな意義になった。
最初は手を差し伸べることはとても勇気がいることだったが、感動を共有するという素晴らしい経験もできた。そしてその経験は、触れるArtsProject2008で実践し、確認することができたのだった。

私は、この、文化ボランティア養成研修と触れるArtsProject2008を経験したことで、第三の手を持たせて頂いた。そして、その機会を与えてくれた、特定非営利活動法人文化芸術支援NPOPandAと、自分の時間と労力を惜しまずその場を提供してくれた早川由美子氏はじめスタッフの皆さんに、心から感謝を申し上げる。

川良由技
 

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企画、準備から開催に至るまで

●「触れるArtsProject2008」の企画、準備から開催に至るまで

 

この「触れる作品展」は、ある個人の方の思いで、鹿児島盲学校の体育館で1時間だけの小さな展覧会として始まりました。喜ぶ子ども達の様子をみて、長く続けていって欲しいと、その方から私に突然お電話があったのが2005年。託された思いを形に!と、2006年、鹿児島市の二カ所の会場で「触れる作品展」を開催しました。
一回目は、鹿児島市の北に位置する鹿児島盲学校のすぐ近く、二回目は、鹿児島市の南の私設美術館で開催しました。会期中に3回も来てくれた盲学校の生徒さんもいました。
鹿児島で初めてとなった、出品されるすべての美術作品に触れることのできる展覧会は好評を博し、触れることをとおしてさまざまな心の交流やこれまで経験したことのなかったワクワクドキドキを楽しんでいただきました。でも、本来の芸術の楽しみ方とはそういうものではないでしょうか。思わず手を触れたくなる衝動を止めないこと。そんな作品を作れたことを作家もこの上ない喜びと感じるそうです。

「また来たいです!」と寄せられた多くの声に支えられ、巡回展まで含めてこれまでに通算4回開催。そして、5回目となる今回は、作品はもちろんですが、会場の持つ特別な雰囲気の中で「アートの世界」を心ゆくまで楽しんでいただきたいと、自然と一体となれる森の中の廃校を選びました。まさに、一歩足を踏み入れれば、自然と現代アートが不思議な調和を保つ、気持ちよくていつもとちょっとだけ違ったワクワクする異空間。そこで出会う、作品や人やさまざまなものに「触れて」それぞれが感じる心地よさを見つけてくださいね。

 
2008. 6 当法人通常総会で「触れる造形展2008」の開催計画を承認
2008. 7 鹿児島県の平成20年度「鹿児島県文化芸術活性化事業」の補助決定
2008. 7 開催場所、開催期間を正式決定。協賛者、関係者へ協力依頼開始。
2008. 7 出展作品等について作家や出演者との打ち合わせ。関係者の会場見学。
2008. 8 文化ボランティア養成講座のカリキュラム決定と講師選定、受講者募集開始。ポスター、リーフレットの作成開始。
2008. 9 文化ボランティア養成講座受講者募集と準備、芸術祭PR開始
2008.10 文化ボランティア養成講座開始。展覧会出展作品最終調整。会場整備準備開始。
2008.11 音楽プログラムを含む芸術祭全体の最終準備。作品搬入・設置。会場、周辺地域最終調整。
2008.11 本展開始。音楽プログラムを含む芸術祭開始。
 
■事前準備 ※詳しい作業の様子は、 かわなべ森の芸術祭便りvol.7~でご覧いただけます。
案内フラッグ採寸 案内フラッグ裁断 案内フラッグ縫製
 
■触れるArtsProject2008~かわなべ森の芸術祭~ 会場全体準備風景
資材搬入 作品搬入 横断幕を設置しました
会場までの↑付き案内看板 市道からの会場引き込み付近 会場入口(旧小学校正門)
これまでの造形展の紹介など 次回へのメッセージボードと募金箱 プロジェクト趣旨文 開始宣言!
会場までの案内フラッグ仕上げ 案内フラッグの仕上げも大詰め 駐車場看板を作ってます
今回のためにスロープを作りました トイレに通じるスロープは有志制作 スロープがついた校舎はこんな感じ
会場内に特別駐車場あります 一般駐車場は近くをお借りします 有り難い取材も多数
今から案内看板設置に出発 地元の方が全面協力 ミュージアムショップへの搬入
持ち込んだ寝具は100組分! 会場が広いのでこれも大事なサイン 設営は夜まで続きました
 
■触れる造形展2008の設営風景
徳永直子さん、がんばってます 浜田昭人さん、最終仕上げです 濱田出穂さん、奥様が最終チェック
キャプションだけでもスゴイ数です

博多和宏さん、がんばってます

博多さんも作品の一部?
 
■野外オペラ「ヘンゼルとグレーテル」 大道具製作と会場準備風景
東大海さん、魔女の家に奮闘中 お菓子の家の絵は、鹿大生作 見事に立ちました
当日。音響資材もスゴイ数です 音楽イベント当日用案内設置! この日は野外オペラの日
     
 ※※※
 
 
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音楽イベント

●「触れるArtsProject2008」音楽イベント

◆かわなべ森の芸術祭 オープニングコンサート
リコーダー奏者 吉嶺史晴 in かわなべ森の学校 トークコンサート

◆自然の中で楽しむメルヘン野外オペラ
「ヘンゼルとグレーテル~森のシーンより~」

◆ジャズコンサート
パリャーソwithフレンズin南九州2008「ジャズマン・ゴー」

■かわなべ森の芸術祭 オープニングコンサート
  リコーダー奏者 吉嶺史晴  トークコンサート

11月16日(日) 13:30開演
かわなべ森の学校 木造講堂

芸術祭のオープニングは緑に囲まれた木造講堂に響き渡る吉嶺史晴さんのリコーダー演奏で始まりました。

     

自然の中で楽しむメルヘン野外オペラ
   「ヘンゼルとグレーテル~森のシーンより~」

11月22日(土) 16:30開演
かわなべ森の学校 校庭

11月22 日の土曜日は、会場の自然をそのまま舞台に、自然の中で楽しむメルヘン野外オペラ「ヘンゼルとグレーテル~森のシーンより~」が上演されました。校庭全体を使ったスケールの大きさと、日が沈み、周りが暗くなる時間帯をクライマックスに演出されたオペラは、設備の整った施設の中とはひと味違った素晴しいものでした。

 

ジャズコンサート

パリャーソwithフレンズin南九州2008
「ジャズマン・ゴー」

11月21日(金) 19:00開演
かわなべ森の学校 旧木造講堂

 

11月21日、金曜日の夜、周りを森に囲まれた木造講堂にジャズが響き渡りました。
観客は畳に座り、目の前で演奏されるジャズに時を忘れ、夜遅くまで演奏を楽しみました。
外では、動物たちも聴いていたかもしれません。
そんなステキな夜でした。

※※※

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会期中の風景

●「触れる造形展2008」の会期中のひとコマ

1,800名を越える方々が鑑賞された今回の展覧会。
これまで以上に、さまざまな地域からのお客様にお越しいただきました。

全国に会員を持つ視覚障害者の団体のみなさまや、地域におけるこのような取り組みに関心のある団体のみなさまなど、それぞれの立場や目的で本当に 多くの方々にご来場いただきました。

今回は、会場を取り巻く自然や古い木造校舎など建物の特性を活かした作品の展示と、 これまでに要望が多かったけれど「触れる」ことを実現するのに難しかった絵画等の平面作品を作品群に加えることができ、これまでにない充実感あふれる展覧会となりました。

寄せられたアンケートでも、「自然に溶け込んでいる作品がよかったです」「自然の中で作品が生き生きとして見えました」など、現代アートと自然が不思議な調和をみせる今回の展示にご満足をいただけていたようでした。
 

■緑に囲まれた小学校跡ならではの展示を楽しむ鑑賞者
 
 
■昭和8年に建てられた木造校舎と作品の不思議な調和や作品の手触りを楽しむ人たち
     
     
■子供たちの生き生きとした表情
     
 
■目の不自由な方が、作品を鑑賞。熱心さと鋭い感覚に感嘆!
     
     
■これまでと違った展覧会に、戸惑いながらも触って楽しむ人々
     
     
■展示風景    
     
     
■芸術祭ミュージアムショップPANDA  
     
     
■作家やスタッフの日々の食事や交流会の食事など、すべて地元産を使った地元の方の手作り

※※※

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作品紹介

●「触れる造形展2008」の展示作品(抜粋)の紹介
今回も、展覧会の趣旨にご賛同いただいた作家のみなさまに多くの素晴らしい作品をご出展いただきました。 普段では決して触れることのできない作品に来場者のみなさんも心ゆくまで触れることができたのではないでしょうか。
素晴らしい作品と温かい思いに心から感謝いたします。ありがとうございました。
    ※ サイズ(立体)はcm(H・W・D)
宮薗 広幸/Miyazono,Hiroyuki
ととん 70×115×75 木(クス)  
浜田 昭人/Hamada,Akihito
風の記憶 260×290×140 針金、ナイロン糸  
リューイの願い 130×80×140 木、セメント  
桃北 勇一/Momokita,Yuichi
たわむれる風 170×150×150 鉄  
鉄の花 180×100×100 鉄    
杉原 木三/Mokuzo SUGIHARA
1丁目通りの穴 15×90×50 ブロンズ  
夢黒猫 10×13×23 ブロンズ  
濵田 出穂/Hamada,Izuho
祈り 180×40×40 FRP,木  
世の中って・・・ 50×160×180 テラコッタ、木  
生命の尊厳 80×100×190 石膏、FRP,木
くりかえされる悲しみ 40×180×180 テラコッタ、FRP,アルミ、木  
ヤマグチ アキコ/Yamaguchi,Akiko

牛(左) 20×20×12 テラコッタ、 月あかり(右) 20×10×7 テラコッタ うさぎ 30×17×10 テラコッタ  
猫 20×10×10 テラコッタ 土の音 73×61 カンヴァス、木、粘土

粒子の変容(左)、一粒の心理(中央)、 溜る記憶と蒸発する記憶(右)

白い記憶の本 9.5×17×13.5 木、紙 藻の中の記憶の断片(5体1組) 藻の中の記憶の断片(一部)

発芽(左)、光脈(右) 
共に 90×40×7
存在する光の声 45.5×38 カンヴァス、粘土 N氏の記憶と回路 45.5×38 カンヴァス、粘土
八木 常憲/Yagi Tsunenori
Shell 120×80×50 木    
Sun 80×60×30 木    
徳永 直子/Naoko Tokunaga
聖アントニオの説教を聴いた魚たち 45×21×22 3体、51×22×252体 陶(素焼き)、アクリル、絵 
モリノヒミツ 20.5×32×15 陶 他  
川原 多江子/Taeko Kawahara
 
四季の花々でお茶しましょ 15×10×10他 粘土  
   
市之瀬 章/Akira Ichinose
陶の形態 6×15×15 14体 半磁器、黒泥  
 
〇△□のうつわ 7×36×27 赤土、白絵土  
発芽 20×75×27 赤土    
小村 尚二/Shouji Komura
 
ナナトヨウ 50×60×40 粘土    
長谷 尚生/NAGATANI Naoki
 
象嵌(風人・雷人) 2.5×44×26 粘土 ※風神・雷神ではありません  
上国料 正紀/Masanori Kamikokuryou
円舞 48×34×20 赤土、白絵土、ベンガラ  
無題 7×10×10他 白粘土、赤粘土、黒粘土他  
博多 和宏/Kazuhiro Hakata
プレイ・ファスナー(ファスワンピクス) 90×94(回り寸法) プラスティック、綿
木原 剛/Gou Kihara
のらねこたち F15 油彩 のらねこたち F50 卵テンペラ・金箔 白いうま F8 油彩
すいせん 45×25 卵テンペラ・金箔  頬づえする女 F10 油彩 白い道 他 F100 油彩 記憶のかたまり 135×190 油彩・オイルパステル
椅子に座る裸婦 他 F8 油彩 横たわる裸婦 F10 油彩 12の記憶 他 F100 油彩
自画像(C) 41×32 テンペラ 記憶の顔Ⅰ 15×8.5 卵テンペラ、油彩 しらさぎ 15×8.5 卵テンペラ、金箔
うし3頭 15×8.5 卵テンペラ・油彩・金箔 自画像(B) 71×61 モザイク 白いうま F4 モザイク
 ※※※
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作家紹介

「触れる造形展2008」

■作家紹介(順不同)
宮薗 広幸/Miyazono,Hiroyuki
1961年生まれ鹿屋市出身。
1984年武蔵野美術大学造形学部卒業
1987年~青年海外協力隊参加(ザンビア 2年間)
1992年~在外教育施設日本人学校勤務(マレーシア 3年間)
1999年~鹿児島県霧島アートの森学芸員
2005年~松陽高等学校美術科勤務
現在 日本美術家連盟会員、日本アフリカ学会会員
ヤマグチ アキコ/Yamaguchi,Akiko
1967年 鹿児島市生まれ。
1992年 南九州現代彫刻展。
1993~97年 ART LIVE。
1998年 CROSS、アーバナート展 渋谷パルコ。
1999年 個展 ホワイトギャラリー。
2000年 個展 アートスペース獏(福岡)、霧島アートの森美術館「ゆらよん変異形態」制作。
2001年 ナイーブアート展 銀座ペッパーズギャラリー。
2003年 愛と平和のアート展 宮崎県立美術館。
2006年 AJAC鹿児島展
桃北 勇一/Momokita,Yuichi
1964年6月22日神戸市生まれ
2000年 県美術展初出品・初入賞
(奨励賞)
2001年 南日本美術展
初出品・初入選
2002年 日韓美術交流展出品
2003年 国画会初出品・初入選
(東京都立美術館)
2004年 国画会入賞(奨励賞)
2006年 鹿児島県美術協会
会員推挙
2007年 国画会彫刻部会友推挙
濵田 出穂/Hamada,Izuho
1986~ 二科展 入選
1988  ロダン大賞 マケット展
1989  鹿児島県美展[三年連続入賞]
1999  二科展 特選
2000  鹿児島市春の新人賞
2004  九州新幹線開業記念 野外美術展2004
浜田 昭人/Hamada,Akihito
1978年 指宿市生まれ
2004年 鹿児島大学大学院修了
2005年 田の神石像設置(旧開聞町)
    足湯モニュメント原型制作
(鹿児島空港)
2006年 KTSアートマーケット
(第8回第3位、第9回宮薗広幸賞)
    アートの迷宮船(クイーンコーラル8)
2007年 SA・KURA・JIMAプロジェクト
    鹿児島アートフェスティバルin垂水
現在 指宿市立指宿商業高等学校 美術非常勤講師
八木 常憲/Yagi Tsunenori
1947年 都城市生まれ
昭和45年  宮崎大学教育学部卒業
昭和46年~ 宮崎県内高校美術教諭、今年度退職
行動美術展 5回入選
宮日美術展 特選 奨励賞
宮崎県美術展 特選 奨励賞
宮崎県美術協会会員 ヤギノ会会員
杉原 木三/Mokuzo SUGIHARA
1980年 宮崎県宮崎市生まれ
東京藝術大学 大学院美術研究科工芸専攻(鋳金) 修了
2008年2月 杉原木三個展「いものもいもの」
     (綾国際クラフトの城・工芸館)
2008年3月 「日本の鋳金-いもののかたち展2008」出品
     (埼玉県立近代美術館)
2001~2008年 ヤギノ会展
2007年・2008年 西都原考古博物館銅鏡製作ワークショップ監修
西都原考古博物館紀要第4号 執筆
徳永 直子/Naoko Tokunaga
1966年 鹿児島生まれ

大分県立芸術短期大学美術科(生活芸術専攻)

および同専攻科にて陶芸を学ぶ

1999年~自宅にて作陶を始める

長谷 尚生/
1972年 鹿児島県出身。

2000年 川辺焼研修生になる。

2001年 南日本美術展入選。

2002年 川辺焼研修生修了。

2005年 川辺町本別府に開窯。

市之瀬 章/Akira Ichinose
1969年 大阪市生まれ
美術文化展、フィナール国際美術展、鹿児島陶芸展、県美展、南日本美術展、入選

第 9回 KTSアートマーケット早川由美子賞

第36回 鹿児島陶芸展 テーマ部門優秀賞

個展 2007年、2008年、satsumaギャラリー

ARTEX-PARIS 97 賛助出品

2008年 めし碗グランプリ展陶器部門最優秀賞

川原 多江子/Taeko Kawahara

1954年生まれ

南九州市 川辺町出身

1999年 川辺焼研修生として陶芸家 田島修次氏に師年

2001年 川辺町の生家に「野の花を房」を開窯する。

以後、作陶のかたわら、陶芸教室も月7日開催 生徒数 60名弱

2000年~2004年 南日本美術展入選 陶芸展  3回入選

夫婦で、二人三脚の毎日です。

上国料 正紀/Masanori Kamikokuryou
1973年 鹿児島市生まれ

2000年 川辺焼研修生

2004年 川辺町野崎に「工房・國」開窯

小村 尚二/Shouji Komura
1967年生まれ
有田、多治見の窯元にて修業の後 2000年に川辺焼きに参加
2003年 川辺町にて独立
南日本美術展、立体部門 奨励賞 鹿児島陶芸展、県美展 入選多数
木原 剛/Gou Kihara
霧島市福山町

2004年 生活文化展2004 入賞

2007年 第3回霧島市美術展 特別賞

博多 和宏/Kazuhiro Hakata

1980年 鹿児島生まれ
もとは絵画、イラスト制作を中心に活動していたが、2002年鹿児島の若手アーティスト集団「TOIRO」への参加を機にファッションへ表現の場を移す。
以後、様々なショー形式の作品(PASSION SHOW)を発表。
2006年に初舞台作品「半分男とZOO」を公演。
同年、舞台参加メンバーを中心に情熱と創造の表現集団KAZUHIRO HAKATA COMPANYを設立。
衣服作品からイメージして動きや音楽、物語を創造し世界を形成していくスタイルで現在活動中。
代表作
PASSION SHOW・「ダルマサンガコロンダ」(2004)・「オレンジ透明人間」(2005)・「半分男とZOO」(2006)・「MARCHE」(2006)・「TAROT」(2007)・「pCo」(2008)*11月公演予定

※※※

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触れる造形展2008

「触れる造形展2008」

11月16日(日)~ 24日(月・祝) AM10:00~PM5:00 入場無料

出品されるすべての美術作品に触れて鑑賞できる展覧会。
県内外の造形作家が出展。さまざまな材質の作品に直接触れて楽しむことができます。

同時開催:出展作家や若手アーティストらによる美術・音楽ワークショップ
     アーティストトーク&ディスカッション

※※※
 

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「かわなべ森の芸術祭便りvol.19 感動がいっぱい!」

今日は、心待ちにしていたお客様がご来場されました。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

全国にいらっしゃるアイメイト協会をご卒業された方々の同窓会が鹿児島で行われ、そのイベントのひとつとしてこの「触れるArtsProject2008」へご参加いただいたのです。アイメイト協会とは、日本で初めて盲導犬育成を始めた団体で、歩行指導を通して視覚障害者の自立を支援する協会です。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

この日は朝から素晴らしいお天気!
たくさんのペア(盲導犬と利用者)の方々が颯爽とお見えになりました。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

これまでに4回開催した「触れる造形展」に、毎回お見えいただいているアイメイト鹿児島のみなさん。
作品の接し方にもかなり慣れていらして、本当に楽しそうにどんどん進んでいかれます。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

今回の同窓会のみなさんでのご参加も、アイメイト鹿児島のみなさんの後押しがあったのだろうと思っています。
本当にありがとうございました。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

今回も会場のあちこちで感動のシーンがたくさんありました。
文化ボランティアのみなさんも涙した方は少なくなかったのではないでしょうか。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

いつもステキな出会いと思い出でいっぱいになるアイメイト協会のみなさんとの交流。
これからもずっとずっと続いていけばいいなぁと思っています。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

またお会いできる日までどうぞお元気で!

※アイリング会長のHさま、ご尽力いただきありがとうございました。

※詳しくは、PandAホームページで

 

 

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触れるArtProject2008

ボランティア大募集!!

※※※

OPENING CONSERT

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研修風景


●2008年度研修風景
研修風景の詳しい様子は、 かわなべ森の芸術祭便りvol.1~ でもご覧いただけます。
●第1回目:コミュニケーションスキルアップ 講師:入本 敏也 
 
●第2回目:アーツマネジメント 講師:早川 由美子
 
●第3回目:視聴覚、身体に障害のある方々、知的な障害がある方々のこと。 講師:平野 トシミ
 
●第4回目:現場実践(現地実習1回目) 現地、会場見学 案内内容検討、一番楽しめるコース順路は?など
 
●第5回目:現地実践(現地実習2回目)総論ー作品レクチャーとディスカッション
   
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研修概要

●2008年度事業概要

■なぜ、文化ボランティア養成講座なのか。

昨年「触れる作品展2007」に先立ち、実施したボランティア養成研修が好評かつ効果的でありました。さらに、展覧会やバリアフリーを前提としていない小学校跡地ということから、是非とも必要な研修であると考えました。
そして、展覧会に先駆けて、文化ボランティアの養成研修によって、一緒に展覧会を作ることで深く関わりながら、充実した楽しい時間を過ごしていただこうという試みです。
作品解説や、単なる案内をする方々の研修ではなく、「アート」の様々な楽しみ方や、作家が作品を作るということはどういうことなのかなど、「作る」「観る」以外の芸術との関わり方を知り、その驚きや楽しさを人に伝えていくという体験をしていただくことで、実は、際限なく広がる「アート」の世界への素敵な案内人となっているというわけです。そういう方々が展覧会会場にいるだけで来場者に自然と楽しさは伝わっていくと考えたからです。

研修カリキュラム、研修内容 予定日時 講師 開催場所
・開講式
・コミュニケーションスキルアップ
「触れる造形展」で必要な感覚を自然に習得できる特別プログラム。ゲームを楽しみながら、まずは仲間同士を理解しよう。
 10/12(日)
10:00~12:00
入本 敏也  サンエールかごしま
アーツマネジメント
・展覧会等のアート企画を作るということ
・「触れる造形展」で何を伝えるのか
アーツマネジメントの役割や必要性を見ていく他、これまでの造形展や文化ボランティアの活躍の様子を見ながら、参考点や問題点を探る。
 10/17(金)
9:30~11:30
早川 由美子 鹿児島市
ボランティアセンター
 10/19(日)
10:00~12:00
現場理論
不安にならずに案内できるためには、まずは知ること。
・視聴覚、身体に障害のある方々のこと
・知的な障害がある方々のこと
具体的な対応、案内方法も含めて、現場で実際に起こりうると想定される事態、対処を習得する。
 10/24(金)
9:30~11:30
平野 トシミ 鹿児島市
ボランティアセンター
 10/26(日)
10:00~12:00
現場実践(現地実習1回目)
・現地、会場見学
・案内内容検討会
一番楽しめるコース順路は?など
・参加日程調整等
 11/9(日)
14:00~17:00
平野 トシミ

早川 由美子

かわなべ森の学校
 11/12(水)
13:00~16:00
現場実践(現地実習2回目)
・総論ー作品レクチャーとディスカッション
作家の搬入・設置を手伝いながら、作品レクチャーを受ける。実際に作品に触れ、自分なりの感想や感覚を捉える。作家との交流を進めながらディスカッション。
 11/15(土)
10:00~17:00
出展作家

早川 由美子

かわなべ森の学校

■文化ボランティア養成研修日程と講師の紹介

10月12日(日)~11月15日(土) 平日コース、日曜コース 各5回

●入本 敏也(Irimoto,Toshiya)
<講師プロフィール>
1962年生まれ。
現在NPO法人かごしま子ども芸術センター事務局長。
1997年に国際芸術見本市でインプロに出会い、2001年より定期的に専門家のワークショップを受講。小学校や地域の家庭教育学級研修会や、県内の子ども劇場などでも
ワーク講師を務める。平成19年1~3月は菱刈町生涯学習課の「いきいき!元気リフレッシュ教室」で11回のワークショップを担当。
インプロ鹿児島「七味唐辛子」主宰。
インプロ九州代表世話人
<研修内容概要>
即興演劇のトレーニングに使われる様々な"インプロ・ゲーム"を用いて、コミュニケーションの基本的な要素を再確認していきます
   
●平野 トシミ(Hirano,Toshimi)
<講師プロフィール>
盲導犬使用者を応援するボランティア団体アイリング会長。NPO法人PandA会員
NPO支援を目的とするNPO法人のスタッフとして、起業家育成・ボランティア養成などの講座、様々なイベント・セミナー等のコーディネートを経験。
現在はワーク・ライフ・バランスかごしまを主宰しながら、 「誰にとっても暮らしやすい社会づくりが、個人の幸せに繋がる。」という想いを胸にライフ・ワーク・バランスについての啓発や様々なボランティア活動、イベント企画等を行っている。
<研修内容概要>
身体障害者と接する時の心構え。車椅子、アイマスクを使用して、障害の疑似体験。視覚障害者の誘導、案内の方法。車椅子を押す際の注意。
   
●早川 由美子(Hayakawa,Yumiko)
<講師プロフィール>
NPO法人 文化芸術支援NPO PandA、理事長
1966年鹿児島生まれ。小さい頃から絵を描くのが大好き。独学で絵の勉強をする。1993年帰鹿。1997年~2001年、東京都美術館 現代童画展出展、個展4回開催。2003年 アーツ・マネジメントを修得、実例研究の後、芸術NPOを立ち上げる準備を始める。2004年 文化芸術支援NPO PandAを設立し、広く芸術活動をサポートする活動を始める。勤務先を退社。2005年 法人格を取得。現在に至る。
<研修内容概要>
これまでの触れる造形展の様子や文化ボランティアの活動を紹介しながら、アーツマネジメントの必要性や有効性を検証し、また、芸術が人や地域や社会とどのように関わっていくことができるのか、芸術の新しい楽しみ方などを模索していきます。
   

研修風景はコチラ

※※※

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2008年度事業概要

●2008年度事業概要

 

■文化ボランティア養成研修
期  間 2008年10月12日~11月15日(2コース各5回)
場  所 鹿児島市ボランティアセンター 、サンエールかごしま、かわなべ森の学校
目  的

昨年「触れる作品展2007」に先立ち、実施したボランティア養成研修が好評かつ効果的であったこと。さらに、展覧会やバリアフリーを前提としていない小学校跡地ということから、是非とも必要であると考えた研修である。
そして、展覧会に先駆けて、文化ボランティアの養成研修によって、一緒に展覧会を作ることで深く関わりながら、充実した楽しい時間を過ごしていただこうという試みです。
作品解説や、単なる案内をする方々の研修ではなく、「アート」の様々な楽しみ方や、作家が作品を作るということはどういうことなのかなど、「作る」「観る」以外の芸術との関わり方を知り、その驚きや楽しさを人に伝えていくという体験をしていただくことで、実は、際限なく広がる「アート」の世界への素敵な案内人となって、来場者にも自然と楽しさが伝わると考えています。

研修参加者数 28名
本 研 修 平日コース、日曜コース 各5回
 

 

■触れるArtsProject2008
期  間 2008年11月15日(土)~11月24日(月)
場  所 かわなべ森の学校(南九州市旧長谷小学校)
南九州市川辺町本別府3728-2
主  旨

文化・芸術というものは、本来、その地域や生活に根ざしたものであるにも関わらず、今日では一般に難しく日常とはかけ離れたものと思われがちである。さらに、視覚障害者をはじめとする障害者にとっては鑑賞する機会すらほとんどないという状況である。
芸術をもっと身近に感じ、新鮮な驚きや感動を楽しんでいただくだけでなく、文化芸術活動への理解と振興を図るために、アートと鑑賞者を繋ぐさまざまな仕組みと、「触れる(触れあう)」ことをテーマとした、新しいモノ・アイデア・関係・人々等に出会うアートプロジェクトを開催します。

触れる造形展2008
出展作家者数 15名
出展作品数 83点
音楽イベント
参加団体数 3団体(総数15名)
美術・音楽ワークショップ
参加アーティスト数 11名
芸術祭プロジェクト
ボランティア

▼文化ボランティア(作品解説、会場案内、作品保護、鑑賞者安全管理等)
宮薗めぐみ、四元みゆき、鶴留ムツ子、徳留孝子、盛田晴枝、東中祐介、米丸奈津子、上薗あさみ、仮屋崎笑美、浜田昭人、内田千久、小澤結花、久保聡史、永田志保、
楠部晃伸、川良由枝、大山瑛、山元佐津美、平野トシミ、小豆野稔、  ほか

▼ボランティア(受付、搬出等)
有村百合子、浅野喜美子、宮脇さおり 、吉村佐由合、松村ふみこ、工藤祐子、今村健吾、上代恭久、東敬一郎、久永朋靖、上国料正記

来場者数 1,864名
美術・音楽ワークショップ参加者 277名  ※ワークショップ7部門合計 

 

プロジェクト138 森の奥の奥の奥にある会場「かわなべ森の学校」まで、お客様を安全・安心にご案内する重要なサインフラッグ138本の制作を含む、計画・制作・設置までのグランドデザインプロジェクト。以下、プロジェクトチームメンバー。

宮薗めぐみ、四元みゆき、鶴留ムツ子、竹之内典子、徳留孝子、盛田晴枝、米丸奈津子、上薗あさみ、大山瑛、 外囿美保、内健太郎、東中祐介、内田千久、仮屋崎笑美、小澤結花、久保聡史、永田志保、小豆野稔、楠部晃伸、川良由枝、東敬一郎、浜田昭人、山元佐津美、平野トシミ、早川由美子 ほか

 

「触れるArtsProject2008~かわなべ森の芸術祭~」は、多くの方々のご協力、ご支援で開催することができました。心から感謝申し上げます。 ありがとうございました。 (敬称略、順不同)
協力者各位

大寺聡、今村均、岩元義弘、福岡毅、小田口義昭、友岡洋人、中村義幸、上村修、轟木慎一、柞木浩幸、川原三健、六反田誠、ジェフリーS.アイリッシュ、井原敬一郎、門松さつき、東敬一郎、東大海、東達子、大坪憲明、今村健吾、宮之原綾子、高橋素晴、有馬修吾、末永利治、宇都修、吉永紀子、松岡留美子、谷山亮、入本敏也、山口伸次郎、橋之口みゆき、川畑健一郎、川畑ゆう、竹井博行、徳田尚子、馬場薫、田中清継、前原謙一、土佐芳生、川良由枝、絹川賢治、工藤祐子、黒岩美智子、ワダナナヒロ、石田匡志、東香織、田口正之、新田真美、竹之内巌、玉島和馬、迫田誠、小川勝徳、松浦繁子、松元洋平、小谷裕幸、安田秀司、Potika、桜島フェリー、鹿児島市交通局、(有)川辺新聞販売所、長谷ふるさと村、(株)マキオA-Zかわなべ、(有)アップワード、MBCサンステージ、(有)リフォームわかな、(株)松田ピアノ友社、(有)ミュージックハウス小川、青山美容室 ほか

協賛者各位 鹿児島リバティライオンズクラブ
株式会社 カクイックスウイング
桑畑建設株式会社、川辺K温泉
レクサス鹿児島東開
(有)えこふぁーむ
補助金 この展覧会は、費用の一部に平成20年度鹿児島県文化芸術活性化事業の助成金を活用しています。

 

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触れるArtsProject2008~かわなべ森の芸術祭~ を終えて

●触れるArtsProject2008~かわなべ森の芸術祭~
■2008年度事業概要
   ・文化ボランティア養成研修
   ・触れるArtsProject2008

■文化ボランティア養成研修事業
   ・研修概要
   ・研修風景

■触れるArtsProject2008
   ・触れる造形展2008
    作家紹介
    作品紹介(抜粋)
    会期中の風景
   ・美術・音楽ワークショップ
    作家紹介及び概要
    ワークショック中の風景
   ・音楽イベント
    出演者紹介及び概要
    公演中の風景
   ・企画、準備から開催に至るまで
   ・文化ボランティアの活躍と成果
   ・プロジェクトがおわって

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「かわなべ森の芸術祭便りvol.18 グランドオープン!」

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「触れるArtsProject2008 ~かわなべ森の芸術祭~」が始まりました!

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]ドタバタの中で始まりました。
う~ん、あれだけやってもまだ準備不足。自己嫌悪。

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今日は、明日から始まる「触れる造形展2008」の作品搬入の様子を一般公開し、来場者とアーティストトークやディスカッションをあちこちでしながら、作家や作品、現場を作っていく雰囲気などに「触れて」もらおうというArtsProject企画第一弾。

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しかし、文化ボランティアの最終研修「総括-作家からの作品レクチャーとディスカッション」も並行して行ったため、広い会場を一般ボランティアだけでは来場者の案内をカバーできず、大混乱。

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そうだよね・・お客様みんなが作家の作品レクチャーを最初から最後まで聞いてくださるとは限らないわけで、レクチャー中にどんどん移動していくわけです。

作家の会場滞在が搬入日だけという方がほとんどの中で、仕組んだ企画でしたが、やはり無理がありました。とほほ。

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でも、逆にそれが楽しかった様子の来場者のみなさん。作家のみなさんから直接話しが聞けてウレシイとか、なんといっても触れて楽しかったというのが大半のご感想。

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かなり熱心に鑑賞され、長時間の滞在の方がほとんどでした。
ほっとしました。

混乱も会場のにぎわいとなるほど、会場も広く、懐も広い「かわなべ森の学校」でした。

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