「かわなべ森の芸術祭便りvol.17 夜なべして」

初めて、夜の「かわなべ森の学校」にひとり。

一緒に最後の準備を手伝ってくれているスタッフが一時帰宅中。

木造校舎の広い講堂だけに明かりが点いている。
外は漆黒の闇。
しんしんと冷える。
振り返ると何かいそうで、黙々と作業を続ける。
物音があちこちから聞こえるけど、やっぱり黙々と作業を続ける。
何者かが「何やってるの?」と見ている気がして怖いけど、悪い感じはしない。
恐らく、森の精霊たち。

会場案内用フラッグの最終仕上げとキャプションのパネル貼り。
やっと終了。
時刻はすでに深夜。

いよいよ明日はオープン。
もうほとんど寝る暇はないけど、しばらくは帰れないから、
我が家へ帰ろう。

森の学校、明日からよろしくね。