2020年もよろしくお願いいたします

明けましておめでとうございます
旧年中も、それまでと相変わらず、多くの方々にお世話になりました。
ありがとうございました。

12月に丸10年を迎えた作家マネジメント事業「P≠SHOP」の周年事業準備が春に始まり、その間もシーズン中であるダンボールハウス事業にスタッフ全員で奮闘しながら、12月初めから周年事業3つの展覧会を実施し、まさに駆け抜けた2019年でした。

ダンボールハウスワークショップがピークを迎える秋に、手術で入院するという最悪の事態に陥りながらも何とか乗り切れたのは、ひとえに、専門スタッフたちのがんばりと関係者のみなさんの温かいご協力ご支援のおかげさまと、病院のベッドの上や療養中の自宅で、何度も何度も、心から深く感謝しました。
今年3月末で事業を終了する「P≠SHOP」の総括をしている大事な時期でもあり、なぜこんなタイミングで、、と天を仰いだりもしましたが、「P≠SHOP」に限らず、今年の春に16年目に突入するPandAそのものの有り様も深く考える善きタイミングにもなりました。

2020年4月1日には、ダンボールハウス事業も丸10年を迎えます。陳腐な言葉ですが、本当に嘘のように早かった10年でした。それほど、濃く楽しく、やりがいと手応えのある事業だったのかもしれません。

世間は、東京オリンピック・パラリンピックで一色で、更に、鹿児島では国体まであるというほどのスポーツ年の今年。文化や芸術のあり方も問われるタイミングでもあるように思います。

PandA設立の初心に込めた思いを自分自身で深く掘り下げたり、アーツマネジメントの未知なる広がりを模索したり、思考したいことややりたいことがたくさんあり、浮き立つような喜びとは違う、遠くにある灯りを目指すような穏やかな前向きさで迎えた2020年です。

今年もよろしくお願いいたします。

 

NPO法人PandA 理事長 早川由美子