絵を描く人

今夜は、個展のオープニングパーティでした。

12年前、PandAで運営していた水彩教室で絵を描く事のいろはからお手伝いしてからのご縁。
多難な人生を送る、私よりずっと年上のその人は、いつも、絵を描く事が今私がここに生きている事を支えている、と言っていた。純粋すぎる絵を描きたいという気持ちは本当に苦しそうな時もあった。

会場の絵は、私が好きな彼女独特の個性を残しつつも、深みと広がりを増していた。いつまでも観ていたい余韻もそのままだった。

観てくれる人たちとひとりずつ話ができるようになっていらしたのにも驚いた。4、5年前までは展覧会直前に自信をなくして作品を持って帰るような人だったから。今、絵を描くことを支えている方あっての事だろう。自信が彼女の背中を押しているのだろう。

ここまで漕ぎ着けた事、本当によかった。嬉しい。いろいろ素晴らしい。

DMをたくさん印刷したのに、3人にしか出さなかったと言う。らしいと思った。

そんな1枚をもらったのだと思うと、胸が熱くなった。

個展開催、おめでとうございます。

(早川)