川辺町最後のお祭り

いよいよ今週末に迫った「モノ作りたちによる収穫祭2007 in かわなべ森の学校」。

このお祭りを、川辺焼陶業組合と一緒にPandAが主催することになった経緯や趣旨は前回までのブログでご紹介しましたが、12月1日に南九州市になる川辺町や地域住民にとっても、「川辺町」として最後のお祭りになります。

3年前まで行われていた収穫祭は、毎年11月23日でした。3年ぶりに復活させた今回もその日に!という声が多かったのですが、役場の閉庁行事で10月中の開催となりました。

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昨日、南日本新聞に「モノ作りたちによる収穫祭2007」が記事として掲載されました。実行委員会の事務局も兼ねているうちの事務所は朝から電話が鳴りっぱなし。。川辺町の住民や近隣地域の方々からの喜びの声でした。

「あのおにぎりの味が忘れられないんです。今年はお米も買えるそうですね。楽しみです」
とお電話されてきた年配の女性の方は、いつ復活されるともわからなかった収穫祭を本当に心待ちにされていたようでした。

旧長谷小学校の佇まいに感動して「ここで芸術活動をもう一度!」という思いで利用調整者に手を挙げた私ですが、前事業者の実績の大きさと続けていくことの大切さを感じています。
「地域に根ざして文化芸術活動を支援する」ということを手探りで挑戦し始めた「かわなべ森の学校事業」。
まさに、今回の「モノ作りたちによる収穫祭2007」は、約90年ぶりに町が復活させた文化芸術を地元のみなさんで盛り上げていきましょうという相互認識を深めるためのお祭りです。地域に在った文化は、やはりその地域にあるべきで、そこの土や空気や風に育まれていくべきだと思うんです。
消えゆく町「川辺町」が、本当の意味の歴史や軌跡を残していけるのは、もう文化芸術と地元住民の心の中だけだと思うのです。

かわなべ森の学校がある本別府区のみなさんには、私たちPandAの事をずいぶんと知っていただけるようになりました。お電話もいろいろな方からよくいただきます。同じ名字が多くて、こちらの方があたふたすることもありますが。。

ここ「かわなべ」で、地元に根ざした文化芸術活動を通した人々との交流や地域・社会とのあり方など経験を積み、そして、いつか私の地元、鹿児島市でもそんな活動ができればいいなぁと思っています。

お祭りの準備の様子や詳しい内容はコチラまで。

ポスターには掲載していない「ツリークライミング」を新たにやることになりました!!
そうです!あの大クスに登ることができるんですよーーー(^-^)
もちろん、大クスを保護しながら・・・。大クスのためでもあるんです。枯れた枝を落としたりという作業をもう長いことやっていなかったようなので。。

みなさまのお越しをお待ちしております♪