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2007年 Archive

触れる造形展2007が終わって

●「触れる造形展2007」が終わって

「触れる造形展2007」触れて、感じて、感動しよう!

「触れる造形展2007」をご覧いただきましたみなさま、ご来場いただき本当にありがとうございました。

この「触れる造形展」は、ある人の思いから、鹿児島盲学校の体育館で1時間だけの小さな展覧会として始まりました。それから3年。託された思いと、これまでに来場された多くの方々の喜びの声によって、ここまで活動の輪が広がってきました。

しかし、この展覧会は、目の不自由な方々の芸術鑑賞をすすめるためだけのものではありません。家族や友人とはもちろん、偶然一緒になった知らない人など、たくさんのいろんな人たちと「みんな一緒」に芸術を楽しんでいただきたいと思い開催するものです。

例えば、「おもしろいね!」と言いながら一緒にとなりで作品をさわっている人が、実は、目の不自由な人だとわかる。いつもは構えてしまう「心のバリア」も感じる間もなく、多くの言葉を必要とすることなく、自然に「一緒なんだなぁ」と感じている。また、普段お互い全然話が合わないと思っている親子が、ひとつの作品に触れながら、結構、話が弾んでると気づく。
それらは、芸術作品に感動したり、楽しんだりすることに、年齢も、性別も、国籍も、障害のあるなしも全く関係ないからなのです。芸術は、そういうことに気づかせてくれる最も身近で楽しめるものなのです。

そして、その「気づき」が、社会の中のさまざまな場面でも活かされることを願っています。相手を理解するということは、案外、言葉ではないのかもしれませんね。

「すべての人に芸術を・・・」。

心豊かな社会のためにはさまざまな方々がいることが必要だし、大事だと思っています。これからも、私たちPandAは、文化芸術活動を通して、人と人、人と地域、人と社会をつなぐためにがんばっていきます。
みなさまの応援をよろしくお願いいたします。

「触れる造形展2007」の開催にあたり、ご賛同いただきました作家のみなさまにこの場を借りて心より深く感謝申し上げます。みなさまの温かい思いがあってこそ開催できた展覧会です。
ありがとうございました。

                         特定非営利活動法人 文化芸術支援NPO PandA
                                        理事長 早川 由美子
 

 

一昨年は、20日間で1,200名の来場者にお越しいただきましたが、今回は、会期は1/3にも関わらず1,321名という実質約3倍以上の多くのみなさまに楽しんでいただくことができました。

普段「お手を触れないでください」と言われてしまう芸術鑑賞の環境において、いかに触れてみたいと思っていらっしゃる方が多いかということ。もちろん、それは目の不自由な方々だけのことではないのです。

実際に触れてみて、感じること、感動することがたくさんあることを気付いていただけたことなど、この展覧会をとおして学んだことは、主催者、鑑賞者ともにたくさんあったと、前回に引き続き感じています。
また、多くの文化ボランティアとともに、触れることができることと作品をぞんざいに扱うことは違うこと、 より作品に近づき、感じ、感動し、好きになることで自ずと「大事」にしていくことなど、 「ルールと思い」もお伝えできたのではないかと思います。

何より、芸術は作品だけでなく多くの人との関わりであることを感じている方が多かったことがとてもうれしいです。
本来あるべき「芸術とのあり方」を自然に感じていただけたのではないでしょうか。

「来場者からのお便り」
▼協賛者の感想
本当にはじめて作品に触れて、目と手と心で鑑賞するという素晴しい体験をさせていただき大変感謝しています。
▼来場者アンケート
●アンケートの中で、『美術作品に「触れて」みていかがでしたか?』という質問に対する回答の一部を掲載
◇普段は見ることが出来ない作品の裏側を見ることができ、楽しかった。また、作品の質感など手に持つことでわかり触れることの大切さを感じた。
◇今まで美術館では静かに見て回らなければいけないというイメージしかなかった。触れることでその作品をより理解できた。楽しかった。
◇初めは恐る恐るでしたが、触り慣れてくると気持ちが穏やかになってきた。幸せな気分・・・。
◇いつもは触れられない大切な作品に触れられて、見た目とは違う感激を受けられて良かった。作者の気持ちを少しは理解できたかもと。
◇触れるっていいですね。アートって感じでステキです。いつか私ももっともっとアートに触れたいです。木、石、コイン、布とか種、人間、動物とか、とても素敵なアートがこの世にはたくさんあるのですね。
◇見た感じと触った感じでは全然違った。見た目は木でできていると思って、触ると鉄であったり、石と思ったらプラスチック。「触れる造形展」だからこそだなと思った。
◇コレまで美術品は鑑賞するものだったから衝撃的だった。触れてみて感じることは言葉では表せない。
◇こんなにいっぱい触れたのは初めてでした。ただ、見て通り過ぎるよりも、触れた方が作った人の気持ちがわかるような気がした。なかなか楽しかった。
◇すごく感動した。いつも「触れたらダメ」という思いがあったので、最初は触れるのに戸惑いを感じた。でも、触れることで、凸凹がわかったり、スベスベがわかったり、持つよ重かったり、ギュウってすると、気持ちよかったりといろんなことが感じられた。
◇見ただけでわからない作品の素材が違ってたりして、始めの見た時とは別の感じ方ができた。
◇見るのと触るのでは、まったく作品に対するイメージが変わるのを感じた。
◇いつも、触れてみたくても、触れられないことが多いので、今回、とても嬉しかった。壊れてしまわないかと少しドキドキしながらも、自分の手に取って重みを感じたり、いつもは見ることのできない作品の裏側も見ることが出来、作品を近くに感じることが出来た。
◇初めての経験でドキドキした。私自身、耳が不自由ですが、子どもが幼稚園で触ったりするのが心配で美術館に行くことが全く出来なかったが、子どもが喜んで触っていたので連れてきて良かった。
◇普段は近くから見るだけだったが、手に触れたり、木の香りをかいだりと、今までにない感動を禁じえなかった。
◇すごく新鮮で楽しかった。興味をもったものって、触れてみたくなるので、すごく嬉しい。
◇材質の違いって、やはり触らないとわからないですね。近くで触れてよかった。きりしまアートの森が街中に出来た感じです。
◇普段は触れないものなので、新鮮だった。子どもが喜んで強く興味を示した。
◇子どもがいると心配で美術館とか作品とか見にいけないが、今回のこのような企画があり来てみた。本当に大丈夫かなと思ったが、触れることができて子ども自身なにかを感じたのではと思う。
◇初めて来た。見るだけではわからない「素材の触り心地や重さ、作者の作った跡」が伝わってきた。
◇老人ホームのドライブで来た。皆さん「こんなの初めて」と感激、びっくりしていた。
◇「アートは見るもの」遠くから見るだけだったアートに直接触れることのできるユニークな展覧会と思った。「触れるな」に始まり「○○するな!」と制約の多い社会(アート)にストレスを感じることが多いので、五感のうち「触れるアート」は良い経験になった。
◇身近にある者を使って、全く違うものに変える。無駄の多い時代、なにか、大事なものを教わった。
◇楽しかった。思った感触とは全然違っていたりした。通常の展覧会は「作品に触れないで」の注意書きがある。触れるというのは五感を感じることが出来ワクワクした。
◇とても楽しかった。いつもは、触ってはいけないものに「さわれる、ふれる」だけで子どものように楽しめた。触れることで、また違った作品の見方が出来た。ありがとう。
◇いつも、他の展覧会では、思わず触ってみたくて手が出そうになって、ハッとして手を引っ込めることが多いのですが、今日は、安心して楽しく触ってみることが出来てとてもとても充実した気分です。
◇五感に触れるという感じで、違った展覧会で楽しかった。
◇優しさとか、ぬくもりとか、伝わってくるようです。初めてだったので、とても嬉しい。視覚障害者なので、触れることで障害を感じることなく楽しめた。
◇楽しかった。時間を忘れて、触れて、美術、芸術の身近さを感じることができて良かった。
◇初めての体験で、孫と一緒に来れて良かった。孫達に、どんどん経験させたい。
◇作品に対する作家さんの「想い」を感じられたり「意外性」に触れられて良かった。子どもが目をキラキラさせていた。(高1、中1、小3の男の子)
◇見た目の印象と、質量の違いに驚いたり、木の柔らかさに、じっくり触れられて良かった。
◇カメの触った感じが良かった。(盲学校生・点字)
◇普段の展示では触ることが出来ないが、触れてよ方。見た目と違ったりして面白かった。
◇子ども達が目を輝かせて、生き生きと芸術に触れることができて良かった。親もダメダメ言わないで楽しんで触れました。
◇普通の作品は触ってはいけないが、ここの作品に触れて面白かった。
◇これまでの展覧会で触れなかった素材に触れたことも、身の回りにある者を素材とした作品も、とても面白かった。確かめることによって新たな発見があった。
◇木の香り、作品の温かさ、触って遊んで、公園で散策しているような感覚で、楽しい時間を過ごすことが出来た。
◇通常の作品展は、子ども達に、まず触れることを禁止することを注意し、ピリピリしたムードで見るのですが、今回はゆっくりとした気持ちで見れた。作品によっては、触れてみてはじめて作者の心がわかるものもあった。

 

出展作品の保護と、鑑賞者の安全確保を第一の目的としてお集まりいただいた文化ボランティアのみなさん。2ヶ月半にわたる養成研修に続き、作品の搬入、搬出や、会場でのサポートなど、緊張の連続の中、「アート」のひとつの楽しみ方として一緒に展覧会を作っていく、深く関わっていくという体験をしていただきました。常に前向きで、積極的なみなさんに大いに励まされ、最後まで無事乗り越えられただけでなく、多くの素晴らしい思い出ができました。
文化ボランティアのみなさん、本当にありがとうございました。そして、ごくろうさまでした。

▼参加されたボランティアの皆さんの感想より

触れる造形展に参加して

昨年に引き続き一日だけでしたが造形展のお手伝いをさせていただきました。今回は会場が広く、作品と作品の間に空間がたっぷりあったので、お客様方は其々のペー スで鑑賞できたのではないかと思います。 反面、作品やお客様をサポートする私としては、どこにいれば邪魔にならないか、さっとお手伝いできるかと、立つ位置が難しかったです。 その為、サポートらしき事は全くできなかったのですが、年配の女性でじっくり、ゆっくり作品に向かって鑑賞さている方がいらっしゃりその 方とは、「この作品は・・・。あの作品は・・・。」と作品に対する感想などをきか せてもらいながら過ごせました。 もう一人、会話はなかったのですが、五歳位の男の子と作品を通して触れ合うことが 出来たのはとても嬉しかったです。 その男の子お母さんは「あぁ。久しぶりにゆっくりした時間を過ごせまし た。」と言って帰られましたが、私の方こそ、この作品展と来場者のお陰で豊かな時間を過ごせました。ありがとうございました。

(40代女性)

■研修を受けての感想

一言で言えば楽しかった。普段、学ぶ機会のないことばかりでとてもいい勉強になりました。基本的に、座学中心になっていたので、実習を間に織り交ぜながら、展覧会に向けた意識づけをもっとできると更におもしろかったかもしれません。

■展覧会に参加しての感想

ずーーっと会場にいたい位、楽しい展覧会でした。ただ、作品についての情報の共有が難しかったので、次回はそこにも工夫して、よりよいガイドができるようにしたいと思いました。 

(30代女性)

触れる造形展に参加して

昨年は、初めてのことであり、展示作品の管理という意識が強かったが、今回は、前もって研修があり、作品搬入当日は作家から作品についての説明を受けたことから、これまでより作品が身近になり、会場での案内人としての意識が高まり充実した一週間であった。しかし「触れる」ことが許されているとは言え、芸術作品として制作された貴重なものであり、破損があっては、出品していただいた作家に申し訳ないので、会場では緊張の連続であった。一週間の展覧会が終わった時は、満足感とやっと終わったという安堵の入り混じった複雑なものであった。

(60代男性) 

「触れる造形展」感想

■研修に参加して

・講師が毎回違う人でよかった。多様な考え方を学ぶことができた。
・参加者の幅も広い。研修によってふだん会わない人と話すことができた。
・展覧会にとってこの研修はとても重要だった。今回は展覧会のための研修だったが、もっと開かれた形(参加人数を増やせばいいとは思わないが)で行って、そこから生み出されたアイデアを実現するために展覧会を行うというあり方も可能性として検討できるのではないだろうか。展覧会のための研修ではなく、研修によって生まれたものを展示して(見せて)行く。

■展覧会に参加して

・会場はあまり好きな場所ではない。展覧会の趣旨から考えても仰々しすぎる場所ではないか。
・当然ながら展示業務(能動的行動)と研修(受動的)では隔たりがある。もっと展示についての作業を行う実践的プログラム研修(研修時間だけでも作品を展示する、など)を用意しておいたほうがよかったのでは。そうすればもっとスムーズに業務が行えたかもしれない。
・来場者が喜んでくれているのでよかった。滞在時間が長く、たっぷりたのしんでいるお客さんが比較的多かった様子。
・主催者は展示のために必要な様々な情報を収集し、展示運営の計画を行い、業務を行わなければならない。しかし、今回の展示には情報がかなり不足していたと思う(例えば、会場で借りられる展示台がどんなものか、など。事前に見せてもらうこともできたはず。作家にも周知しておくべき事項のひとつ)。
・スタッフのチームワークがよいので、全体的に柔軟な対応ができたと思う。研修によるボランティアスタッフの共通経験が蓄積しているので、展覧会会期中も安心して行動できた。 

(30代男性)

触れる芸術展に参加して

■研修の感想

 ほんの数回の受講だったが、普段知ることのない作品の背景や、ハプニング、作家の意図を知る事で、従来自分の感じ方だけで完結していたのがより幅の広い、多角的な角度から作品を見れて、好みとは別にそれぞれの対象に興味が湧いた。
 また、毎回毎回様々な考えにふれ、いわば未知の考え方との出会いで自分なりの発見や再認識があり、知的に良い刺激となっていた。
 今回初めての参加だったので、不安に感じたのが鑑賞者とどう関われば良いのかのリアリティを持ちにくかった事や、取り扱いの管理において適切に対処できるのかどうかということだった。

■展覧会に参加して

 今まで経験してきた展覧会とは、まったく違った雰囲気だと思った。触ってはいけないという常識的なタブーが予め無かったからなのか一歩入った瞬間に、とっつきやすい開放的な雰囲気を感じた。入場者もリラックスした様子で鑑賞を味わっているように見受けられた。また、展覧会前に自分が作品に触れてみて感じた事は、目で見て想像していた段階より実際に触ってみて初めて感じる部分があったという事であり、とても新鮮な発見であった。
(具体的にどう違ったかは、挙げにくいが立体を目だけで感じようとするのには 自分勝手な想像力を加味しなくてはならなかった。触れる事で具体物としての素材についての関心が深まったのと同時に、作家がどんな気持ちで作品と向き合い製作したのかが伝わってくるような気がした。)
 単純にそれだけで楽しめた自分の体験が後押しし、予想より鑑賞者への声かけは抵抗が少なかった。
(※基本的には受付を主に担当したので今回は鑑賞者への説明の機会が少なかったのだが、)
その中で鑑賞者に対しては慎重に構え、作品について話しかけてこられる時や、質問があった時に対応するようにした。自分の感じ方や、作家から聞いた話を裏話風に話すとより関心を示されたりご自身での感じ方を話してくださったりと、予想外の反応があって面白かった。
 また、相手の様子を推し量りながら説明し反応を示して頂いた時は自分なりの手応えもを感じた。
 予備知識が、足りずにもっと作家や作品に対して関わっておけばより幅ひろい味わい方を提供できたのではないかと反省した。(・・・それが、いまいち引っ込み思案だった原因か?)

《まとめ》
 今後は、幅広い鑑賞者にそれなりのやり方で作品を味わえる奥行きのある情報を提供できるようになりたいと思った。
 正直にいうと、最初は美術品なのに触れてはいけないタブーを侵すという事に対するある種の新鮮味もあったのだが、実際触れてみて初めて気づく事や感じる事がある!という体験ができたのが自分には大きかった。
また、こういった文化活動に関わり、様々な方々との感じ方の交流が自分の心を充実させる事を知るいい機会でもあった。
 作品に触れるという体験が鹿児島でも市民権を得る事ができれば、より新たな発想が生まれるかもしれない可能性も感じた。都市部などでは、さらに発展し、触れる事が必須の展覧会などもあるようで5感などの機能を積極的に使い味わう展覧会というのも、関わる欲求や感覚が刺激・活性化され人に元気を与えるのではないかと思った。
 この知覚の刺激と関わる事への好奇心いう観点において、これらの芸術体験が一時的なものだけに留まらず、日常をとりまく環境への向き合い方へも、新たな関心を向けるきっかっけになる気さえするのだが、それは私だけだろうか・・・。

(20代女性)

■研修を受けての感想

  仕事の都合で、数回しか研修に参加出来ませんでしたが、それでも普段は決して聞くことのできない、貴重な作家さんたちのお話を直接伺えて、また、時には直接指導をしていただけて、本当に貴重な経験でした。
 特に、視覚障害者への接し方の研修では、自分の頭の中で漠然としていたものが、きちんとした形になって、これからの障害者の方々の接し方への自信が少しは出来たような気がします。
  もともと、芸術的なセンスの欠如している私にとって、作品が出来るまでの経過の話や作品の鑑賞の方法などのお話はとても興味深いものでした。
  これからも色々な作品を見る際には、今回の研修の中で教えていただいたことを頭の中に置きながら、見ていきたいと思います。

■展覧会に参加しての感想

  最初は、どう接していいものやら・・・ハッキリ言って、とても不安でした。
  なんせ、こういう会場のお手伝いをした経験は全くなかった私ですから・・・。
 早川さんに送りだしてもらって、会場で最初に案内をした時、やっぱりかなり緊張でした。でも、一通りの説明が終わって、会場を後にする来場者の表情を見たとき、みんなが本当に明るい笑顔で会場を後にするのを見て、本当にホッとしました。
 私の拙い案内でも、こんなにも喜んでくれる人が大勢いる。私も、役に立っているんだなぁと、しみじみ喜びを噛みしめた瞬間でもありました。
 そして、養護老人ホームのみなさんたちがいらした時に、言葉が上手く話せないのに一生懸命に私に伝えようとしてくれた「ありがとう」の言葉は、私にとっては何物にも代え難い贈り物で、その言葉を聞いたとき、嬉しくて嬉しくて、涙がわき上がってきました。
 本当に、お金では決して得られない、素晴らしい経験でした。
 作品展そのものも、本当に素敵な作品が沢山で、それに直に触れることが出来るという喜びは、他の展覧会では決して経験できないことですし、来年以降も時間の都合のつく限り、お手伝いをさせてもらえればと思っています。 こういう機会を与えて下さった早川さんに心から感謝します。ありがとうございました。

(40代女性)

 

展覧会を支えたボランティア

 
●「触れる作品展 2007 」世間の声から
西日本新聞 2007年8月19日掲載
南日本新聞 2007年10月掲載
南日本新聞 2007年12月22日掲載

読売新聞 2007年12月23日掲載

※※※

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触れる造形展2007会期中の風景

●「触れる造形展2007」の会期中のひとコマ
1,300名を越える方々が鑑賞された今回の展覧会。
これまで以上に、小さなお子様連れのお母さまの姿が目につきました。
また、県内各地からはもちろん、県外からの修学旅行生や観光客も多くお見かけました。 県外でも、こういったすべてに「触れる」ことのできる展覧会は珍しいのだとか。

私はこの展覧会に大きくて深い可能性を感じています。目の不自由な方々の芸術鑑賞をすすめられるということはもちろんですが、家族や友人、偶然一緒になった知らない人など、たくさんのいろんな人たちと「みんな一緒に触れあいながら」芸術を楽しんでいただきたいと思っています。

会場では、2ヶ月半にわたり研修を受けた文化ボランティアのみなさんに活躍していただきました。

出展作家のみなさまに趣旨にご賛同いただき、すべての作品に触れることができるとはいえ、それはこの展覧会だけの特別なこと。そのことを身をもってお伝えしていただいたのが文化ボランティアのみなさんです。
やはり、「触れる」ということは、汚れや破損というリスクも高くなるということなのです。 作品を守れるのはみなさんだけです、と重い責任を課せての大役を見事にこなしていただいた素晴らしい方々です。
 

■子供たちの生き生きとした表情
 
■目の不自由な方が、手で作品を鑑賞。熱心さと鋭い感覚に感嘆!
<
■これまでと違った展覧会に、戸惑いながらも触って楽しむ人々
 

 ※※※

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触れる造形展2007作品の紹介

●「触れる造形展2007」の展示作品の紹介
今回も、展覧会の趣旨にご賛同いただいた作家のみなさまに多くの素晴らしい作品をご出展いただきました。 普段では決して触れることのできない作品に来場者のみなさんも心ゆくまで触れることができたのではないでしょうか。
素晴らしい作品と温かい思いに心から感謝いたします。ありがとうございました。
    ※ サイズはcm(W・D・H)
竹 道久 Take,Michihisa
緑の譜 95×38×173 石    雲  38×28×20   石 
「緑の譜」は溶結凝灰岩。火山灰が積もり圧縮されてできた石。もろい。今回の石は花野産
     
宮薗 広幸 Miyazono,Hiroyuki
コココ・めでたし 120×200×110 木(クス) ※インスタレーション  
根っこや曲がった部分など、木の形状をヒントに制作する。タイトルはあとから。

※ インスタレーション とは、絵画、彫刻、映像、写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて空間全体を変化させ、 場所や空間全体を作品として体験させる 芸術。

     
藤 浩志 Fuji,Hiroshi

ヤセ犬1 54×22×28 木

ヤセ犬2 60×20×30 木

 
パプアニューギニアでであったヤセ犬。
いつもは病気で毛がちぎれ、卑屈な目をしたぼろぼろの痩せ犬だが、年に数回だけ、人間と共同して野豚を追い込むとき、オオカミのような想像を絶する姿に変身する。その姿を見た瞬間から僕の人生は変わった。取り壊しになった家の柱を使って作った101匹いるうちの2匹。
詳しくは、  http://geco.jp/top.page/DogsWalk/YaseinuStory.htm
夢の鳥ー櫛 35×41×4 プラスティック   夢の鳥ー世界のコイン 21×26.6×4 金属

普段は捨てられる素材を集めてつくる鳥のシリーズの作品のひとつ。
桜島の廃墟のホテルでみつけた櫛

1996年以降、世界を旅して使ったコインの残りでつくられた鳥

昔、東京には夢の島という廃棄物の埋立地があった、今はそこは緑地帯になってその周辺は東京でも新しいエリアとして開発が進んでいる。
夢の島と夢の鳥・・・廃棄物で集まって作られた物どうし。 字が良く似ているので最近このタイトルをつけている。
日々増殖し続ける日常から出る廃品やかえっこのおもちゃの欠片。それをつなげて「飛び立とうとすること」を作りつづける作品。
はたしてどこまで増え続けるか。

要らなくなったおもちゃ類。ファーストフード等のおまけとして溢れたおもちゃをリング状につなぎ、それをパーツとして空間にちりばめたり、重ねたりしようとして制作中。
現在、全国各地で子ども達がいらなくなったおもちゃを交換するかえっこというプログラムを実施中。
その拠点を担っているため、日々、全国各地からいらなくなったおもちゃが集まってくるシクミができてしまった。
そのおもちゃの中でも、さらに不要とされるものを利用した作品のひとつ。これも鳥と同様に増殖しつつける。

ハッピーリング 37×27×27 プラスティック    
     
クス タケシ Kusu,Takeshi
台風で折れた一本の木の枝。それを逆さまにすると三脚のように自立する。
これがコートとかかぎをかける家具として使えるのではないかと磨き、仕上げてみる。
その制作の途中で、アマガエルが掘り出されてしまった。
小さい存在のようだが、実は枝と一体になっている。
小さな存在に見えるものも、実は大きな存在の一部であるということを考えるのが面白いと思って制作したもの。
木の枝のアマガエル 45×45×120 木の枝    
2005年 花柳二千翔の舞台の為、制作したもの。体は楠の木で、足が鉄。羽根などすべての模様はマジックペンで描いてある。
舞台の上に飾るのではなく、舞台の客席の後ろの高い位置に設置し、観客席に気配をつくろうと試みた作品。
ホトトギス 25×10×15 楠、鉄    
     
明治維新から約137年
初めて鉄道が開通してから132年
西郷隆盛が城山で自決してから127年
上野に西郷隆盛と愛犬「ツン」の像が建立されてから115年。
鹿児島本線が門司まで全通してから95年、
鹿児島出身の安藤照が渋谷に忠犬ハチ公像を制作してから70年
秋田犬の忠犬ハチ公が病気で死んでから69年、
忠犬ハチ公像の作者安藤照が鹿児島に西郷隆盛像を作ってから67年、
渋谷の忠犬ハチ公像が金属回収令により回収されて60年、
安藤照の息子、安藤士によって忠犬ハチ公が再建されてから56年、
東海道新幹線が開業してから40年、
そして2004年鹿児島に新幹線が開通した。

上野から旅してきた犬 55×30×56 廃材、他

「そんな時間を上野から旅した犬がいたとする。」

美術表現はその時代の価値観を表現し、
長い年月にわたってその意識や思考を繋ぐ。
情報や交通は加速を続け、
価値観は変化し続けるが、
美術表現は時間をとどめ、
その時代の価値観を記録する。

その犬の視線がみてきた
歴史の旅をイメージするなんてのはどうでしょう。

     
仲間と旅する黒猫 20×60×30他複数 アルミ、鉄    
33匹の仲間のいる黒猫。体はアルミ、台座は鉄。
福岡の博多リバレインビルのスーパーブランドシティのリニューアルのときに、
藤浩志のヤセ犬の模倣品としての黒猫の制作の依頼をうけて制作したもの。
藤浩志の作品の偽者を藤浩志が別名を語り制作するというゆがんだ状況に面白さを感じていた。
     
濵田 出穂 Hamada,Izuho
慈愛 30×35×180、30×45×145 FRP,木 尊い命 20×35×90 FRP 沈黙 60×30×35 テラコッタ
ここ数年「人の喜び・祈り・悲しみ」を自分なりに表現してきました。「慈愛」「尊い命」は生命の誕生への想いを形にしたものです。さずかった喜び・誕生の喜び・成長の喜び・育む想いなど誕生から成長の間に感じる想いそのまま表したものです。今後も子どもの成長と共に新たな作品づくりをしたいと思っています。
「沈黙」は、今年の二科展に出品した「世の中って・・・」の一部です。感じ方は自由です。二科展は10体で構成しています。今回は2体です。素材は、テラコッタです。素焼きのことです。原型を粘土で成形して石膏型をとり、型に粘土をつめ、型抜きしたものを修正後に焼成したものです。
     
浜田 昭人 Hamada,Akihito
〈絵本のあらすじ〉
深い海の底で生まれた
ひとりぼっちのリューイは
まだ見ぬ”ヒト”と
“イロ”に会いに
旅にでました

水でできた森
古びたシャボン玉の街
忘れるために踊るダンサー
コンペイトウの花火
英雄の横顔
片隅で見つけた
枯れない花…

そして
リューイがさいごに向かったのはー

このお話は
無垢なリューイの
心の旅を綴ったものです。

この作品は現在構想中の絵本「リューイの願い」の主人公である、白い不思議ないきもの=リューイを立体化したものです。
作品頭部の流木は、釣り好きの父が何気なく拾ってきたもの。その形と構想中の絵本とがリンクし、今回の制作開始となりました。
制作中、おちびさん(四才)がお手伝い◎「きりんさん、かわいい」といいながら重い金槌を幾度か振り上げたり、削った木片を片付けたりしてくれました。

リューイの願い 140×80×130 木、セメント
     
川村 秀彦 Kawamura,Hidehiko
「遠くの風景」は、僕が最近まで住んでいた沖縄に数多く残る城跡から作品のイメージが生まれました。それらの城跡の中には、世界遺産の一部に指定される前は、ろくに保存や修復などされずに、そのためかえって廃墟としての美しさを持ったものもありました。そしてそれらの城跡群を眺めているうちに「僕だったらこんな形の城(建物)を作りたい。」と、勝手に想像して作った形がこの作品です。
遠くの風景 40×40×11 ブロンズ    
「吹く」は真夜中の砂漠の大きな岩の上に置かれた顔があり、その口からすうっと花が咲き始めた情景を作品にしました。言葉で説明したらこんな感じです。でもその顔はどこから来たのか?とか、はたして生きているのか死んでいるのか?とかは僕にもわかりません。
なんにもない真夜中の砂漠での出来事で、紙の上に描いただけではなんとも気が済まず、作ってみた作品です。
吹く 20×13×12 ブロンズ    
     
ヤマグチ アキコ Yamaguchi,Akiko
人体変異形態ゆらよん(Yの記憶)65×200 布ほか    
他者からの記憶分裂形態ゆらよん(グルグルレッド) 布、綿    
2007年型ゆらよん分裂根っこ形態グルグルレッド 100×100 布、綿   ゆらよん初期型分裂形態 30×15 布、綿
浸透  40×15×4体 テラコッタ    
“ゆらよん”は、布でできています。それは、触れてほしい、なでて欲しいからです。私たちが赤ちゃんの時に最初に触れるものは、布(衣服)です。作者自身の想像の種から発芽して生まれた作品。細胞のようにくっついたり、分裂したり、動物や人間、植物になったりと変幻自在な作品が”ゆらよん”です。
人には、何十億という体の細胞の中に、人間が生まれる前の太古の記憶が今も蓄積されているのではないだろうか?というのが、”ゆらよん”のイメージの源であり、テーマです。
人になる前の生物でアメーバーやミトコンドリアなどの記憶が、今も私たちの体内に生き続けていたらどんなに楽しいでしょう!不思議なモノ、奇妙なモノが好きだったりしませんか?クラゲやミジンコ、苔、うみうし、泡、シャボン玉、水の中、潮の香り・・・それらも”ゆらよん”の記憶ではないでしょうか?その記憶が形として表れて、ゆらゆらと漂って生まれたのが”ゆらよん”です。
     
桃北 勇一 Momokita,Yuichi
空へ  20×20×40 ステンレス 希望の連鎖 20×20×40 ステンレス たわむれる風 150×150×170 鉄
△の材質はステンレスです。ただの三角形を7つつないだだけですが、7つの三角形がおのおのつながっていく過程での面白さを表現しました。
□の材質はステンレスです。先日お見せしましたからご存知だとは思いますが、一つ一つを曲げて表情を付け、それを5つつなぎ足元に2つ置いて、「現実に起こりうるあらゆる事の中で、夢・希望は存在し、人は平等にそれらを持つことが出来るんだ」を表現しました。
題名(たわむれる風)は、自分の周囲を吹く風が「気持ちがいいな」と思えた時、実は風も私の周りで遊んでいて楽しんでいるとしたら、このような感じで遊んでいるのかな?と思って作りました。この作品についてはケガをしないように気をつけていただける範囲で、作品内をくぐってみてください。中に入って周囲に触れさせて下さい。ぶら下がったり、揺すったりしなければ大丈夫です。作者としては感想に大変興味があります。
     
尾堂 孝司 Odou,Kouji
「KAME」 90×90×30 FRP    

ゾウガメなどの陸に棲む亀の、固く重そうな甲羅を、鎧のような鱗で覆われたがっしりとした足で、ゆっくりながらしっかりと大地を踏みしめて歩く姿を見て静かな力強さが表現できたらいいなと思い制作しました。

※※※

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触れる造形展2007作家の紹介

●「触れる造形展2007」の出展作家の紹介
竹 道久/Take,Michihisa 1948年鹿児島に生まれる。1980年東京芸術大学大学院修了後、南日本美術展で鹿児島市長賞、優秀賞と連続入賞し、1982年第4回パリ賞を受賞する。翌年、鹿児島県海外派遣美術留学生として1年間フランスに留学し、帰国後、滞欧作品展を鹿児島県歴史資料センター黎明館で開催する。彫刻の素材としては石やブロンズを用い、野外作品を主とした制作、発表を続けている。
主な作品に「語らい」(鹿児島国際ジャングルパーク)、「風の道標」「想」(長島美術館)、「憩い」(鹿児島市健康の森公園)、「ひだまり」(霧島アートの森)、新西田橋モニュメント「緑の翼」(鹿児島市甲突川)、有吉佐和子文学碑「私は忘れない」(黒島・三島村大里)、里村村制100周年記念碑「里の風」(甑島・里)、熊襲の穴モニュメント「神々の想い」(隼人町妙見温泉)等がある。
現在 二科会会員 南日本美術展委嘱作家 県立甲南高等学校美術教諭
   
藤 浩志/Fuji, Hiroshi  
藤浩志企画制作室代表、RSPS Lab.主宰、美術家
1960年鹿児島生まれ。1985年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、パプアニューギニア国立芸術大学講師(1986-88)、都市計画コンサルタント勤務(1988-92)を経て1992年藤浩志企画制作室を設立。地域資源、適正技術、協力関係を基盤としたジャンルに捉われない活動の企画・制作を試みる。
主な作品:「鴨川泳いだこいのぼり」(1983)、「ゴジラとハニワの関係」(1984-85)、「ヤセ犬の散歩」(1988-96)、「media garden Eスペイス」(1989-)、「お米の砂漠、犬のおしっこ」(1991)、「お米のカエル物語」(1992-95)、絵本「たけのはし」(1996)、複合ビル「e-terrace」
(1998)、「Vinyl Plastics Connection」(1999-2003)、「Kaekko」(2000-)、ミーティングテーブル「「plants!」。
近年の活動としては、「Useless Selection」、「楽園の鳥」「Happy ring」「Birdlodge Project」等がある。
   
クス タケシ/Kusu,Takeshi  
1997年 東京湾横断道路「海ほたる」のベンチとして「野犬、鯱、海亀」を制作
1998年 楠丈個展「Fish Board」(Command N/東京)
1999年 「Vinyl Plastics Collection」のキャラクター制作
2000年 「かえっこバザール」のカエルキャラクター制作
2002年 博多リバレインスーパーブランドシティの黒猫の制作
2005年 花柳二千翔の舞台の為のホトトギスの制作(鹿児島)
   
宮薗 広幸/Miyazono,Hiroyuki  
1961年生まれ鹿屋市出身。
1984年武蔵野美術大学造形学部卒業
1987年~青年海外協力隊参加(ザンビア 2年間)
1992年~在外教育施設日本人学校勤務(マレーシア 3年間)
1999年~鹿児島県霧島アートの森学芸員
2005年~松陽高等学校美術科勤務
現在 日本美術家連盟会員、日本アフリカ学会会員
   
ヤマグチ アキコ/Yamaguchi,Akiko  
1967年 鹿児島市生まれ。1992年 南九州現代彫刻展。1993~97年 ART LIVE。1998年 CROSS、アーバナート展 渋谷パルコ。1999年 個展 ホワイトギャラリー。2000年 個展 アートスペース獏(福岡)、霧島アートの森美術館「ゆらよん変異形態」制作。2001年 ナイーブアート展 銀座ペッパーズギャラリー。2003年 愛と平和のアート展 宮崎県立美術館。2006年 AJAC鹿児島展
   
桃北 勇一/Momokita,Yuichi  
1964年6月22日神戸市生まれ
2000年 県美術展初出品・初入賞
(奨励賞)
2001年 南日本美術展
初出品・初入選
2002年 日韓美術交流展出品
2003年 国画会初出品・初入選
(東京都立美術館)
2004年 国画会入賞(奨励賞)
2006年 鹿児島県美術協会
会員推挙
2007年 国画会彫刻部会友推挙
   
濵田 出穂/Hamada,Izuho  
1986~ 二科展 入選
1988  ロダン大賞 マケット展
1989  鹿児島県美展[三年連続入賞]
1999  二科展 特選
2000  鹿児島市春の新人賞
2004  九州新幹線開業記念 野外美術展2004
   
川村 秀彦/Kawamura,Hidehiko  
1998年 武蔵野美術大学 彫刻学科卒業
2000年 沖縄県立芸術大学大学院彫刻専修修了
主に石、ブロンズを素材にした彫刻作品を制作鹿児島では、2002年に個展(ギャラリー川野)で、2004年に九州新幹線開業記念 野外美術展2004に参加して作品を発表
   
浜田 昭人/Hamada,Akihito  
1978年 指宿市生まれ
2004年 鹿児島大学大学院修了
2005年 田の神石像設置(旧開聞町)
    足湯モニュメント原型制作
(鹿児島空港)
2006年 KTSアートマーケット
(第8回第3位、第9回宮薗広幸賞)
    アートの迷宮船(クイーンコーラル8)
2007年 SA・KURA・JIMAプロジェクト
    鹿児島アートフェスティバルin垂水
現在 指宿市立指宿商業高等学校
美術非常勤講師
   
尾堂 考司/Odou,Kouji  
昭和45年鹿児島市生まれ
平成7年東京造形大学彫刻科卒業後、
南日本美術展、二科展などで彫刻の作品を出展
現在はフリーランスの造形作家として、宮崎県
立西都原博物館蔵の「異なる出土地域における
人骨の復顔」を行うなど平面、立体とジャンル
にこだわらず制作活動を行っている
 ※※※
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いよいよ始まります「触れる造形展2007」

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普段は「お手を触れないでください」と言われてしまう美術作品に思いっきり触れて鑑賞することができる展覧会です。小さい子どもも、おじいちゃんおばあちゃんも誰でも一緒に触れて楽しむことができます。
だから、目の不自由な人もみんな一緒に芸術鑑賞を楽しむことができるのです。

触れて、
感じて、
感動しよう!

心が触れあう展覧会に出掛けてみませんか?

「触れる造形展2007」

会 場:鹿児島県歴史資料センター 黎明館
会 期:2007年12月18日(火) ~ 12月24日(月)
9:00 ~ 17:00  最終日のみ16:00まで
入場料:無料

■出品作家■ ※敬称略、順不同
宮薗広幸 竹道久 藤浩志 クスタケシ 濱田出穂 浜田昭人 川村秀彦 ヤマグチアキコ
桃北勇一 尾堂考司

お問い合わせ先:
NPO法人 文化芸術支援NPO PandA  担当:早川由美子
〒890-0011 鹿児島市玉里団地1-78-17
TEL:099-218-4670/FAX:099-218-4671
MAIL : panda@npo-panda.jp   URL : http://www.npo-panda.jp

※「触れる造形展(作品展)」
この「触れる作品展」は、ある個人の方の思いで、鹿児島盲学校の体育館で1時間だけの小さな展覧会として始まりました。喜ぶ子ども達の様子をみて、長く続けていって欲しいと、その方から私に突然お電話があったのが2年前。託された思いを形に!と、昨年、鹿児島市の二カ所の会場で「触れる作品展」を開催しました。
一回目は、鹿児島市の北に位置する鹿児島盲学校のすぐ近く、二回目は、鹿児島市の南の私設美術館で開催しました。会期中に3回も来てくれた盲学校の生徒さんもいました。

鹿児島で初めてとなった、出品されるすべての美術作品に触れることのできる展覧会は好評を博し、触れることをとおしてさまざまな心の交流やこれまで経験したことのなかったワクワクドキドキを楽しんでいただきました。でも、本来の芸術の楽しみ方とはそういうものではないでしょうか。思わず手を触れたくなる衝動を止めないこと。そんな作品を作れたことを作家もこの上ない喜びと感じるそうです。
「また来たいです!」と寄せられた多くの声に応えるため、そして、作品に触れながら大人も子どももみるみる素敵な表情になっていくあの感動にもう一度会いたくて、今年も開催します。

PandAが引き継いだこの展覧会。私はこの展覧会にもっと大きくて深い可能性を感じています。目の不自由な方々の芸術鑑賞をすすめられるということはもちろんですが、家族や友人、偶然一緒になった知らない人など、たくさんのいろんな人たちと「みんな一緒」に芸術を楽しんでいただきたいと思っています。

それは、芸術作品に感動したり、楽しんだりすることに、年齢も、性別も、国籍も、障害のあるなしも関係ないということを感じて欲しいからです。「みんな同じなんだ」ということを感じて欲しいからです。相手を理解するということは、案外、言葉ではないのかもしれませんね。
「すべての人に芸術を・・・」。
心豊かな社会のためにはさまざまな方々がいることが必要だし、大事だと思っています。「芸術の力」は、それを感動と共に、いつのまにか、自然に感じさせてくれるのです。

これからも、私たちPandAは、文化芸術活動を通して、人と人、人と地域、人と社会をつなぐためにがんばっていきます。
みなさまの応援をお願いいたします。

「触れる造形展2007」の開催にあたり、ご賛同いただきました作家のみなさまにこの場を借りて心より深く感謝申し上げます。みなさまの温かい思いがあってこその展覧会です。
ありがとうございます。

早川由美子

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触れる造形展2007企画、準備から作品搬入まで

●「触れる造形展2007」の企画、準備から作品搬入まで
2006. 12 「触れる作品展」の継続開催を決意
2007. 11 作家への協力要請開始
2007. 2 会場を鹿児島県歴史資料センター黎明館として仮予約
2007.3~4 文化ボランティア養成研修概要決定、カリキュラム検討開始
2007. 5 鹿児島県、鹿児島市に補助金の申請
2007. 6 当法人通常総会で「触れる造形展2007」の開催計画を承認
  鹿児島市の平成19年度「市民とつくる協働のまち事業」の補助決定
  開催場所、開催期間を正式決定
2007. 7 出展作品等について作家との打ち合わせ開始
2007. 8 文化ボランティア養成講座のカリキュラム決定と講師選定・協力要請
2007. 9 文化ボランティア養成講座受講者募集と準備、展覧会PR開始
2007. 10 文化ボランティア養成講座開始。展覧会出展作品最終調整。ポスター、リーフレットの作成開始。
2007. 11 搬入・搬出計画を含めた展覧会タイムスケジュール決定と最終準備
2007. 12 文化ボランティア参加日程決定。本展開始。

※※※

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さが ゆき という人

このところ何もかもうまくいかなくて、
大きな仕事が近く迫っているというのに、
何もかもうまくいかなくて、
そして、今日はそれの最もひどかった日。

「ここまで何もかもうまくいかないと、なんだか笑っちゃうよね」

と夫につぶやいたほど。

普段ならこんな日はどこにも行かない、何もしないと、決めるのだけど、
前から行くことにしていた「パリャーソ・withフレンズ in 南九州2007」に行ってきた。

さが ゆき という人に初めて会った。その人のうたう歌も初めて(おそらく)聴いた。
人間の身体から出てくる声が、音が、歌が、こんなに感動的だとは知らなかった。
声帯を空気が通るだけなのに、音になる瞬間に神が宿るのか・・・。

その感動を知り尽くしている人が さが ゆき という人だと思った。
声が、音が、歌が、自分の中から流れ出てくることが本当に、
うれしそうだった
たのしそうだった

そして、

かわいかった
きれいだった
かがやいていた

終わってから少し話をすることができて、ここに来て救われたと告げたら、
「すべては・・・OKだよ!」
とCDにサインとともに書いてくれていた。

いろいろあっても、自分で乗り越えなくてはいけない「孤独と戦う日々」だけど、
たくさんの人やつながりに支えられていることを感じた夜だった。
いつも”文化芸術を支援します”と言っているけど
文化芸術に一番支えられているのは、私自身だと思った。

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オザケン と 森の学校

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日本のおばさんも、
いや、鹿児島のおばさんもスゴイよって、
オザケンに教えてあげようね!って、

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この上なくおいしい羽釜ごはんとみそ汁を作ってもらって、

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映画「おばさんたちが案内する未来の世界」を見たあとに、
”鹿児島のごはん一品持ち寄り座談会”も企画した今回の上映会。

このお話が私の所にきた時に、その内容からすぐ
「森の学校でやったらいいかもなぁ。。」
と思って、東京の事務所にその旨小沢健二さんに伝えてもらったら
私が思っていた以上に気に入ってくれて、
なんと上映会の4日前からOFFを兼ねて滞在していたのです、実は。。

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映画の内容は・・・まだまだ九州公演が続いているから内緒♪
でも、今、私たちや私たちの周りで、やろうよ、やっていかなきゃねって動き始めていることそのままだったように思う。
これでいいんだよねっていうか、みんなそう思ってるんだね、やっぱり、って感じ。

みんな一緒にごはんを食べて話をする、このことが最も大事。
と映画の中のおばさんも言っていた。
かわなべ森の学校での上映会も座談会も、出来すぎなほど素敵だったって、オザケンもエリザベスコールさんも、そして、道に迷いながらも来てくれたたくさんの人たちも言ってくれた。
一番のうれしい言葉。

かわなべ森の学校に、未来の世界を見た気がした心地よい日でした。

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豊かな社会とは何か?

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11月23日に、アイメイト給付20周年記念として
めざせバリアのない社会 ~アイメイト(盲導犬)使用者からのバリアフリーへの提案~
という講演会とパネルディスカッションが行われます。

鹿児島県でアイメイト(盲導犬)の給付がはじまって20年なんですね。
まだそんなもんなんだぁって感じですね。。だって、20年前って、私が○○歳の頃(汗)。
それまでってどうしてたのかしら、目の不自由な方々。。

その間、社会では様々な施設のバリアフリー化が進み、身体障害者補助犬法も施行されたのはみなさんもよくご存じかと。
しかし、実際に目の不自由なみなさんは・・・。

本当のバリアフリーとは何か?豊かな社会とは何か?それぞれの立場から考えてみませんか?という今回のイベント。

来月、PandAが行う「触れる造形展」は、小さい子どもからおじいちゃんおばあちゃん、言葉がわからない外国人、身体に障害のある方々、誰でも美術作品に触れて楽しむことができる展覧会。それは、芸術を楽しむのに、言葉も何もいらないから。
そして、普段、芸術鑑賞の場から排除されがちな、目の不自由な方々も芸術鑑賞を楽しむことができるわけです。

そういう活動していることから、今回、パネルディスカッション「誰もが安心して暮らせる豊かな社会をめざして」のパネラーとして参加することになりました。

アートは、いつも、ずっと、バリアフリーですよーー!ってお話してきたいと思っています♪

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これでみんなアーティストだね!

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第6回目となる文化ボランティア養成研修は、おまちかね(?)のワークショップ。

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出展作家のヤマグチアキコとのコラボレーション作品を研修生みんなで作ります。

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男性陣、なにやら苦労している様子。でも、熱心だし、なかなか様になってますね!

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同じ型紙だけど、なんだか個性が出ます。
実は、そこもねらい。美術は、設計図も何もない、それぞれの未知なる形を作っていい世界だと知って欲しいと思ったのです。
今回のワークショップは、ただ展覧会を作っていく側になるだけじゃなくて、あくまで展覧会の主役である作家になって作品を作ってみるという滅多にないことも体験して欲しくて企画しました。
とにかく、研修生のみなさんには、この研修を通して、展覧会のサポートということだけではなくて、アートのありとあらゆる世界を楽しんでもらって、アートの持つさまざまな魅力やパワーを知って欲しいと思っています。そして、
「こういうことって、生きていく上において実は大事なことかもね」
って思ってもらえたらうれしいなぁと思っています。
そして、もっとうれしいなぁと思うことは、その気持ちをそれぞれが自分の言葉で伝えていってくれることです。
そしたら、世の中、きっと楽しくなるよなぁ。。♪

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課外補習 日比野克彦ワークショップで盛り上がるの巻

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研修生がボランティアスタッフにたくさん参加してくれて、急遽、文化ボランティア養成研修の課外補習になった今回の日比野克彦ワークショップ。

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盛り上がりました。かなり。

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やっと熱気球ができた時はもう真っ暗。ドルフィンポートに移動の前に「やったー!完成したぞーーー!」の一枚

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目的の熱気球も「こんなにうまくいくとは思わなかったなぁ。。」と日比野さん自身がつぶやくほど完璧に上がりました。
「とても楽しかった」と研修生のみんなも満足な様子。
研修生は本当に熱心で積極的で、私、とてもうれしいです。
「触れる造形展2007」に向けて、いやでもワクワクしてしまう私です。

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着古したTシャツ、募集!募集№1113

次回の第6回ボランティア養成研修は、
ヤマグチアキコさんによるワークショップ「布(ヌノ)→作品(ヌノ)」です。

ワークショップでは、展覧会に実際に展示される作品を、
ヤマグチアキコさんと文化ボランティアのみなさんのコラボレーション作品として
作っていきます。

「ヤマグチアキコ+アートサポーター(仮称)」として
文化ボランティアのみなさんも出展作家としても参加するわけです。
こういう経験は、文化ボランティアのみなさんの中には初めての方もいらっしゃるのでは??
アートのさまざまな関わり方、楽しみ方を大いに経験して、新しい自分や毎日のあり方を発見してくださいね!

PandAでは、その作品作りで利用する「着古したTシャツ」を募集しています。
白か生成りが望ましいですが、色物でもOKです。
送っていただけたらとてもうれしいですが、ご連絡いただけたら取りに伺うなど対処いたします。
まずは、ご一報を!
お待ちしております(^-^)/

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日比野克彦が研修講師!?

明日、テンパークとドルフィンポートにて、
美術家の日比野克彦さんによる紙の気球を作って飛ばすワークショップ
「日々の旅に出る。空へ・・・」
が行われる。

鹿児島青年会議所の要請で、急遽、お手伝いすることに。
ご相談をうけたのが10/29。折しも、翌日は、文化ボランティア養成研修の日。
しかも、「アーツ・マネジメント」の講座で、
企画や展覧会を作り上げていくウラガワをいろいろと見てもらう内容。
研修後に、参加者を募ったら約半分以上が手を挙げてくれた。。ありがとうございます!

それで、こちらも急遽、「課外補習」扱いにすることに。みんな、はりきってる。。
だって、日比野さんが研修講師をしてくださる(むこうは全然知らないのですが・・・)なんてことはもちろん、一緒にワークショップを作っていくこともそう滅多にはないことだし。。

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わたしも、1999年の鹿児島デザイン会議の時のバスツアー・ワークショップ以来。。
懐かしいなぁ。。この頃はまだ独身だったなぁ。。
明日、11/3は、鹿児島市最大のお祭り「おはら祭り」も行われる。お祭りの後に大量に出るゴミを拾いながら、ドルフィンポートに移動して、午後7時に気球を打上げる。

市民参加型のアートと環境を結ぶインスタレーションとして行われる今回のイベント。
地上で見ることが出来る今世紀最大の皆既日食が起こる、2009年7月22日にむけた一連事業の事実上キックオフイベント。
We Love 天文館協議会や環境系NPOグリーンバードも協力している。
今後、PandAも協力していくことになりそうである。

実行委員会では、明日の参加者を募っている。
明日午後2時40分に、テンパークに直接集合とのこと。
奮ってご参加ください!楽しそうですよ。。気球、直径5メートルですって!

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生まれて初めて・・・

おはら祭りの踊り連で踊ることに。。
赤いおこしに、つげ笠の、本格派定番スタイル。
やっぱり、「文化芸術活動を支援します!」と謳っている以上、
たのまれたら出ないわけにはいかないものなぁ。。

また、日焼けするなぁとか、しんどそうだなぁとか思っていたけど、
今夜、祭り前夜、
なんとなく浮き足立ってる夕刻の天文館に、
なんとなく「ワクっ♪」(←ワクワクまではしない感じ)
としたワタシでした。

今夜は寒いから、明日はお天気ね!
「踊らな、ソン!ソン!」
あ、これは違うやつか。。。

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10月も終わる・・・!

ガソリンスタンドがどこも長蛇の列だと思ったら、明日から11月で6円以上もガソリンが値上がりするからかぁ。。ほんと、ひどいところは道路まで並んでいて渋滞を巻き起こしてた。やっぱり、車社会だね。。
あー、車を1台処分しようかなぁ。。でも、鹿児島では車がないと大変だよね。。

今日は、先日の収穫祭で子どもから大人までみんなで描いた大きな絵を、川辺町の文化祭に展示してもらうために、仕上げと設営作業で川辺へ。
午前中に川辺入りしたけど、結局、帰りは真っ暗。。
でも、いい絵が完成しましたよ!
詳しい様子は、かわなべ森の学校ブログにヤマモトさんが明日にでもあげてくれるはず。。はず。はず・・

昨日は、文化ボランティア養成研修、第5回目。
内容は「アーツ・マネジメント」。講師は、ワ・タ・シ。。。。。。

「アーツ・マネジメント」って一言でいっても、ものすごく内容は広い。
今回は、どうしてこういった文化ボランティア養成をしなくてはいけないかといった文化芸術業界の現状や具体的なリサーチによる問題点などを映像をまじえながら説明して、
「そうかぁ、だから必要なのかぁ」
って、なんとなく使命感みたいな、大事なコトしてるんですよっていう自信みたいなものを持ってもらえたらなぁ。。って内容にしました。

それから、みなさんみたいな方々が日本のあちこちでどんなことを実際にやっていて楽しんでるかってこともたくさん観てもらいました。
いつも見ているご自分の周りが少し違って見えてるといいなぁ。。
一歩踏み出せば楽しいことがいっぱいってこと。

研修が終わってから、早速、11月3日に日比野克彦さんと一緒にやるワークショップのことをお話したら、約半分の方が参加表明。すごい!もう効果が出てるし。。

そう!食わず嫌いはもったいない!やってから、嫌いかどうか決めればいい。
世の中がステキなコトがたくさんです。。

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バンザイ、お祭り!万歳、かわなべ!

第一回目となった今回の「モノ作りたちによる収穫祭」。
目標(500)も、予想(300)も、はるかに超える人出(822)で大盛況のうちに幕を閉じました。
最高のお天気と、サイコーの仲間たちに恵まれ、準備の段階から理想的な形で進んだ今回のお祭り。楽しかった、元気になったという地元の方々の喜びの声がずっと聞こえていました。
いいスタートとなり、今後に続くきちんとしたネットワークが再構築されたのではないでしょうか。
収穫祭は見事に復活しましたね、みなさん♪
ご参加、ご協力、ご支援いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

「祭り」は、前日の準備も、出店予定の方々を中心にたくさんの協力者でスムーズにできました。「手作り」がテーマなので、駐車場の案内板からサイン、誘導用看板、会場図などたくさん作ったのですが、今回、何もかも初めてという方がほとんどでしたので、学校の衝立を利用したにわか案内板やパネルの水張りなど、私たちに言われるがままに作られつつも、そこはさすがご自宅で制作しているみなさん、だんだんおもしろくなったみたいで、帰る頃は「いい経験でした。おもしろかったです!」と言ってくださいました。お祭りに限らず、イベントはこうして多くの方に準備から関わってもらい気分を盛り上げていくことが大事だと思いますね。今後に繋がる大事なメンバーと成り得る人たちですしね。。

今回、イベントも出店も初めての方々が多い中で、予想以上にスムーズで盛況だった理由のひとつとして、行政や地元団体とのタイアップがあります。
もちろん、川辺焼の復活事業から後継者育成も含め、川辺町が企画し、組合のバックアップも継続している中では行政が関わるのは当然なのかもしれませんが、NPOがこのような事業を行う祭に最も苦労する「絶対的な費用」がかかる部分をフォローしていただけたので、その段取りに余計な時間と労力を使うことなく、NPOが本来強みとするネットワークの活用やマンパワーの確保、当法人が強みとする企画等に専念できたわけです。

イベントも出店も初めての方々が多く、しかも野外の場合は、ブース設営用のテントや机・椅子などすべて準備しないと大抵はうまくいきません。しかし、そのあたりはすべてレンタル料がかかるものばかり。それを今回は川辺町がすべて手配してくださったわけです。
ほかにも、町全体への会報を使った広報や当日の誘導等の人員の配置までご協力いただきました。

アートサブブースの参加者の選定から声かけまで、川辺焼陶業組合のお仕事でした。やはり、地元の窯元として地域でモノ作りをしている方々の情報には強く、地元を中心に近隣地域も含め多くの方々に参加の呼びかけが伝わったようです。

そして、当法人が力を入れたのが、同じ川辺町内の他施設とのタイアップやネットワークでの協力依頼です。川辺森林馬事公苑や岩屋公園、グリーンツーリズム団体、音楽グループへの出演依頼まで含め、多くの地元団体に関わっていただいたり、他NPOや企業への働きかけによって、企画内容から雰囲気作り、音響にいたるまで、お金をかけずに「祭り」としての設えを整えていきました。

こうして、それぞれが得意とするところを分担して作り上げたことで、やる側も十分に楽しめる、まさに理想的なイベントになったのだろうと思います。
そういう意味でも今回も大変いい経験になりました。
行政との共同や協働を考える際に、資金的なものに偏らず、さまざまな支援の形や方法があることを提案していけたら、もっとおもしろく、お互い無理無駄なく、いいものができるんじゃないかなぁとうれしい疲れとともに帰り道思うことでした。

「モノ作りたちによる収穫祭2007 in かわなべ森の学校」に関わってくださったすべてのみなさま、ごくろうさまでした。そして、ありがとうございました。心から感謝申し上げます。

お祭りの詳しい様子はコチラまで。

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モノ作りたちによる収穫祭2007 in かわなべ森の学校 を終えて

●活動の記録
モノ作りたちによる収穫祭2007 in かわなべ森の学校
日時:2007年10月28日(日)10:00~16:00
場所: 川辺町本別府3729 かわなべ森の学校

このお祭りを、川辺焼陶業組合と一緒にPandAが主催しました。12月1日に南九州市になる川辺町や地域住民にとっても、かわなべ森の学校での「川辺町」として最後のお祭りになりました。

おまつりのの雰囲気はブログを覘いてください。
●PandA~「かわなべ森の学校」から吹く風は~

http://kfspanda.exblog.jp/

 
ようこそ、収穫祭へ  
木で遊ぼう。  
川辺馬事公苑のリキオウ君   ツリークライミング    
「おでんも」あれば、「ハーブティとケーキ」も。木陰や青空の下は、食事処 完成すれば、上の絵になります。
手作りの品がたくさん。どれにしようかな。    

これが「川辺焼」です。展示即売もしました。

※※※

神殿小の「ほたる太鼓」と川辺町のグループ「磨崖仏太鼓」の熱演

 

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川辺町最後のお祭り

いよいよ今週末に迫った「モノ作りたちによる収穫祭2007 in かわなべ森の学校」。

このお祭りを、川辺焼陶業組合と一緒にPandAが主催することになった経緯や趣旨は前回までのブログでご紹介しましたが、12月1日に南九州市になる川辺町や地域住民にとっても、「川辺町」として最後のお祭りになります。

3年前まで行われていた収穫祭は、毎年11月23日でした。3年ぶりに復活させた今回もその日に!という声が多かったのですが、役場の閉庁行事で10月中の開催となりました。

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昨日、南日本新聞に「モノ作りたちによる収穫祭2007」が記事として掲載されました。実行委員会の事務局も兼ねているうちの事務所は朝から電話が鳴りっぱなし。。川辺町の住民や近隣地域の方々からの喜びの声でした。

「あのおにぎりの味が忘れられないんです。今年はお米も買えるそうですね。楽しみです」
とお電話されてきた年配の女性の方は、いつ復活されるともわからなかった収穫祭を本当に心待ちにされていたようでした。

旧長谷小学校の佇まいに感動して「ここで芸術活動をもう一度!」という思いで利用調整者に手を挙げた私ですが、前事業者の実績の大きさと続けていくことの大切さを感じています。
「地域に根ざして文化芸術活動を支援する」ということを手探りで挑戦し始めた「かわなべ森の学校事業」。
まさに、今回の「モノ作りたちによる収穫祭2007」は、約90年ぶりに町が復活させた文化芸術を地元のみなさんで盛り上げていきましょうという相互認識を深めるためのお祭りです。地域に在った文化は、やはりその地域にあるべきで、そこの土や空気や風に育まれていくべきだと思うんです。
消えゆく町「川辺町」が、本当の意味の歴史や軌跡を残していけるのは、もう文化芸術と地元住民の心の中だけだと思うのです。

かわなべ森の学校がある本別府区のみなさんには、私たちPandAの事をずいぶんと知っていただけるようになりました。お電話もいろいろな方からよくいただきます。同じ名字が多くて、こちらの方があたふたすることもありますが。。

ここ「かわなべ」で、地元に根ざした文化芸術活動を通した人々との交流や地域・社会とのあり方など経験を積み、そして、いつか私の地元、鹿児島市でもそんな活動ができればいいなぁと思っています。

お祭りの準備の様子や詳しい内容はコチラまで。

ポスターには掲載していない「ツリークライミング」を新たにやることになりました!!
そうです!あの大クスに登ることができるんですよーーー(^-^)
もちろん、大クスを保護しながら・・・。大クスのためでもあるんです。枯れた枝を落としたりという作業をもう長いことやっていなかったようなので。。

みなさまのお越しをお待ちしております♪

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いよいよ特別講座に突入!ますますおもしろくなります!

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10月17日、最後の基礎講座となった「知的な障害がある方々のこと」。
20年以上の現場での実績をふまえたお話は、リアルであって、本音であって、こういう場が持てて本当によかったと思える講座でした。研修生のみなさんも双方向情報シート(※毎回、講師への質問や感想を双方向にやりとりできるようにしています)に書いていらっしゃいましたが、「障害」についてクリアになったことがいっぱいありましたね。。

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これまでの3回の基礎講座は、日常の生活や実社会、または他のさまざまなボランティア活動に活用できる内容で組んでありました。わかっているけど、改めて「なるほどな」ってことばかりでしたよね、みなさん。。
それに気づけただけでも感謝です。
講師のみなさん、ありがとうございました。
それより何より、研修生のみなさんが積極的に楽しんでくださって、講師のみなさんも思わず熱く語ってしまったっておっしゃってましたよ。こういうものがおもしろくなるかならないかって、やはりお互いの「思い」なのかもしれませんね。

そして、10月23日、いよいよ特別講座に突入しました!
この文化ボランティア養成研修に特化した内容が始まりました!!

まずは、出展作家である福岡在住の美術家「藤浩志」さん。
ごめんなさい。。あまりに講座が白熱して写真を撮るのを失念してしまいました。が~ん。。
近日中に、ホームページを整備しますので、そちらで動画をご覧いただければと思います。

ご自分の作品を紹介しながら、作品作りに至るまでの経緯や感動が形になる時のお話など
熱く語っていただきました。

研修にご参加のみなさんは、本当にさまざまな環境、立場の方々で、「芸術」にこれまで全く関わりのなかった方々ももちろんいらっしゃいます。だから、初めて聞く話でよくわからないこともあるかもしれません。でも、これから一緒に展覧会を作っていく中で、出展作家さんたちと触れあったり、作品と深く向かい合う中で、「あ!そういうことか!」ってわかってくることもきっとあると思います。ずっとわからないこともあると思います。でも、それでいいんです。「わからないこと」は「悪いこと」ではないのです。或いは、それが「アート」なのかもしれません。

今回の文化ボランティア養成研修の主たる目標は、12月の展覧会でのサポートですが、それに留まらず、この研修をとおして、日常の生活の中で、モノの見方が変わったり、人との関わり方が変わったりと、今までとは違う毎日の楽しみ方に気づいていただければいいなぁと思っています。

また、研修を受けながら、一緒に「展覧会」という非日常的な物事を作っていき、「芸術」のこれまでと違う側面を見て楽しむという経験を活かして、「アート」で人と人とをつなぐことや、美術館や劇場、ギャラリーへの違う関わり方、例えば、「アートボランティアが案内するギャラリーツアー」などをしてもとてもおもしろいと思うんですよ。

可能性はいっぱいいっぱい広がっています。
引き続き、研修をがんばりましょうね!これからの楽しい人生のために。。

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募集します!募集№1028

前回お知らせした「モノ作りたちによる収穫祭 in かわなべ森の学校」にご協力いただける方を募集しています。

まずは、

10月21日(日)8:00~10:00

お祭りに先立って、森の学校の草刈りをします。
夏前にやっぱりみんなで草刈りしたんですけど、しっかり夏草がのびています。
秋の装いに学校も衣替えです♪

そして、

10月27日(土)9:00~終わるまで

いよいよお祭りの準備です。
このお祭りのテーマは「手作り」。なので、看板も案内板も看板を支える土嚢まで手作り。
できることを少しずつ、いろんな方に手伝ってもらって温かいお祭りにしたいです。

さて、

10月28日(日)8:00~終わるまで

お祭り本番です。
とにかく楽しいと思います。やってる人も遊びに来た人も。。
気持ちいい空気と、おいしい食べ物と、優しい気持ちでおなかいっぱいになって帰ってください。

ご都合のいい時間のみで参加で構いません。
詳しくは前回のお祭りのご紹介ページをご覧ください。
みなさまのご参加をお待ちしています!

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夏にはきれいな花を咲かせてくれました。

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夏の装いから秋の装いへ。

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